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時空 解 さんの日記

 
2021
11月 2
(火)
10:02
ファインマン物理学 第1巻 第7章 万有引力の理論 7-1 惑星の運動
本文
皆さんこんにちは、時空 解です。

今日はファインマン物理学書 (以下 書籍 と記す) に載っている 第1巻 第7章 万有引力の理論 7-1 惑星の運動 の整理をしてみました。

整理と言っても、まだ万有引力のイントロダクションと言った程度の内容ですけどね。( ^^;
いやいや、イントロと言うよりは、まずは万有引力と運動の方程式を始めに謳っているので、エピローグかな?
とにかく "7-1 惑星の運動" の節を整理してみましょう。
 

第7章 万有引力の理論 7-1 惑星の運動

・引力の法則のようにエレガントで単純な原理に、自然がかくも完全に、かくも普遍的に従うということを、畏敬の目をもってみなければならない。
・引力の法則とは何か? それは、宇宙にあるあらゆるものは他のあらゆるものに引力を及ぼしているというのであって、二つのものの間の引力の大きさは、おのおのの質量に比例し、その距離の自乗に反比例するというのである。数学的にいえば、このことは次の方程式によってあらわされる:
   $ F = G \displaystyle \frac{ m m' }{ r^2 } $
・ある一つの物体に力がはたらくと、それに応じて、質量に反比例した加速度が、力のむきに生ずる。このことと、上のこととをいっしょにすれば、実力のある数学者にとってはもうそれだけで十分で、これら二つの原理からでてくるあらゆる結果を導き出すことができる。
・話は、恒星の間をぬって、惑星が動いていくのを観測した古代人にさかのぼる。彼らがその観測から達した最後の結論は、惑星は太陽のまわりをまわっているというのであった。このことは後になつてコペルニクスによって再発見された。しかし惑星がどのようにして太陽のまわりをまわっているのか、とんな運動をしているのか、というようなことがはっきりわかるまでには、もっと多くのことがなされなければならなかった。
・チコ・ブラーエは、古代人とは全くちがった考え化をもっていた。彼の考えによれば、惑星の運動の本性に関するこれらの議論を解決する最善の方途は、天空における惑星の実際の位置を十分精密に測定することだというのである。これは素晴らしい考えである。---何かを見つけようというときには、深遠な哲学的議論をたたかわすよりも、注意深く実験をする方がよい。
・ケプラーは、チコ・ブラーエの観測資料から、惑星の運動について、非常にきれいな、驚くべき、そのでいてしかも簡単な法則を発見したのである。



ここで私が注目したところは、2点。

1つ目は
実力のある数学者にとってはもうそれだけ (2つ) で十分で…
のくだり。2つの "もうそれだけ" のうちの1つ目は
$ F = G \displaystyle \frac{ m m' }{ r^2 } $
もう一つはおそらく運動方程式 (ある一つの物体に力がはたらくと、それに応じて、質量に反比例した加速度が、力のむきに生ずる。) のことを指しているのだと思います。
この2つの数式で、実力のある数学者に取ってはもう惑星のすべての運動について説明が出来るのだと言っているところですかね。

いつになったらこんな数学の実力が得られるのかなぁと、考えてしまいます。…でもまぁそれはそれとして…

2つ目は
恒星の間をぬって、惑星が動いていくのを観測した古代人にさかのぼる。彼らがその観測から達した最後の結論は、惑星は太陽のまわりをまわっている
のくだり。
コペルニクス以前に、すでに古代人たちは太陽の周りを衛星が回っているのだと考えていたんですね。

でも、この節でファインマン氏が言いたいのは、チコ・ブラーエの姿勢についてでしょう。
深遠な哲学的議論をたたかわすよりも、注意深く実験をする方がよい。

今までも何度も出て来た、物理学者としての姿勢…です。本当に大切なんでしょう。

では今日も1日の習慣を始めてます。小さな一歩・挑戦を試みています。

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