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時空 解 さんの日記

カテゴリー [書籍の感想] 
 
2019
11月 2
(土)
08:09
書籍「時間は存在しない」の第三章、現在の終わりを読んで
本文
皆さん、おはようございます。時空 解です。
 
以前ご紹介した書籍「時間は存在しない」の第三章を読み進めました。これは面白いです。
古典力学が想定していた時間、宇宙全体に一様の "時間" が流れていると言う考えを上手く破壊してくれます。

事象の観測をするに当たって、その観測者が静止しているか一定の速度で移動しているのかで、時間はズレることは相対性理論より分かっていましたが、それを説明する為に使われる光円錐が半順序的であることを説明しています。
宇宙の時間構造が半順序的 (親子関係による構造と似ている) と言うのは面白い例えでした。

物理学書を読んでいると…
もとい、
物理学書、特に相対性理論に関係する書籍をペラペラと眺めていると、よくこの光円錐の絵を見掛けます。

この円錐は慣習からその母線 (砂時計で言うくびれの所) の角度を45度としているのが殆どですが、実際のイメージに近いのは、この母線をもっと水平にしたものだと説明されます。これが印象的でした。うーむ01
この「もっと水平にしたものだ」と言う説明が、個人の "現在" と言う感覚を人と共有する時に起きている状況を上手く説明しています。
 
ハタと想い出したことがあります。

少し前、10月12日にここのブログでご紹介した「量子重力には対称性がない」と言う論文です。
研究は進んでいます。量子重力には対称性はない ― 大栗機構長らが証明
 
物理学法則と言うのは大抵が対称性を保っていますよね。時間的にもこの対称性は保たれると考えて差支えなかったと思うのですが、量子重力に付いては、それが保たれないと言っているのです。10月12日の時点ではこのことを認識出来なかったのですが、書籍「時間は存在しない」の第三章を読んでいて、ハタと思い当たった次第でした。
 
うーむ…時間に付いて対称性がない…うーむ02

これってエントロピーが常に増大する、と言う事と矛盾するようなしないような…。汗

大栗機構長らが行った証明は、ホログラフィー原理と言うものから行われているようですので、この単語を Wikipedia で読んでみると、確かにブラックホールエントロピーと言う単語が出て来ます。
エントロピーって物理学的にはとても大切な概念なんですね。認識が足りませんでした。
 
私がまだ学生の頃、物理学の主軸と言ったら力学と電磁気学だけだった印象があります。でも今の時代、これにプラスされる形で熱力学と統計力学も主軸に躍り出てきているようですね。
以前より熱には自分なりの疑問を持っていた私ですが…
「温度とは何なのか?」 ・・・分子運動より
 
こんな疑問を持ち続けているなんて不勉強なだけですよね。汗
反省です。

ブラックホールの研究に付いてみてみると、熱に関する研究が主軸のようにも思えて来ます。
ブラックホールの熱力学

…勉強しないとね。

 
では今日も休日を始めます。休日の充実こそ、人生の充実です。 

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