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時空 解 さんの日記

[2020-12-2] 
 
2020
12月 2
(水)
10:30
書籍「諦める力」を読み終えて
カテゴリー  夢に向かって
本文
皆さんこんにちは時空 解です。

やっと書籍「諦める力」を最後まで読みました。数学検定の2級2次にずっと合格できていない私ですから、この書籍のおかげでホッとすることが出来ました。
この書籍の最終章 (第6章) の中に "「バカヤロー、お前がなれるわけないだろ」" と言う節があります。この節に特に気持ちがホッとした次第です。

「バカヤロー、お前がなれるわけないだろ」と言う台詞は、かの北野 武さんが子供の頃に母親に言われた言葉なのだそうです。それを言われた武さんは、そんな母親にこんな感想を言っています。
「そういう優しい時代もあったんだよ」

この優しい時代と言うのは突然言われるとなかなか解釈が難しいところですが、昔は「お前が平和博士か大臣になんてなれる訳はない」と自分の子供に言う両親は珍しくは無かったと思います。お前は平凡な私たちの子どもなんだから無理はするなよ…と言う感じですかね。

でも今は情報が過多なせいか、幼少の頃から環境を整え、正しく努力をすれば夢には手が届くものだ、と言う考え方が主流になっています。
つまりは「やれば出来る」と言う考え方ですね。

人並みに、そこそこの上位には確かに辿り着けるでしょう。言えば数学検定の1級もそこそこの上位の範囲だと思います。でも数学オリンピックで優勝となると、それはそこそこではないと、私の感覚では想えます。でも今の時代、辿り着けるところが高く成り過ぎているんでしょう、数学オリンピックの優勝でさえ、含んで来ている気がします。
まぁ良い書籍や実績を踏まえた分かり易い学習指導など…確かに指導方法も進化していますからね。

ちょっとここで "英会話が上達したい" と想っている人向けにどんな題目の書籍が出版されているのかみてみましょう。
Amazon で「カテゴリー:全て」、「検索文字列:英会話上達」で出てきた書籍の題目を列記します。

 <書籍の題目>                                           <題目から受ける私の感想>
・超コーチング式英会話上達法~「学習が続かない」をついに解決!                   あなたの学習法を替えれば上達する
・英語のスピーキングが驚くほど上達する NOBU式トレーニング                     同上
・英語が最短で上達する超シンプル勉強法 英会話・リスニング・長文読解・単語学習のコツがわかる    同上
・たった30パターンで英会話! 「言いたいことが出てこない」をスッキリ解消               目標としているあなたの英会話を替えてみる
・英会話が上達しない「本当の理由」                                 学習方法を見直す
・日本人が間違いやすい英語 ~初心者にありがちな誤記・誤用から学ぶ英会話上達術~           統計的に見落としがちな所を教えます
・メンタルブロックを外すと英語は話せる 初心者必見! 英検®3級のワーホリ社長®が教える英会話上達法   英会話を学ぶ時の心構え
・NKの新・英会話上達法―ネット時代に還ってきた                           あなたの学習法を替えれば上達する
・名作映画で英会話 そして誰もいなくなった―みるみる上達 (COSMIC MOOK)               この方法ならみるみる上達する
・日本人が英会話上達のためにやるべきこと 英語学習の考え方                      上達するノウハウを教えます

並べてみると、確かに「こうすれば上達する」と言うものばかりです。まぁ書籍は売らなければ成りませんので、当たり前ですけどね。汗

ともかくこんなふうに情報が出回っているおかげで、「努力すればかならず伸びる」と言うことが大前提になって来た現代です。北野 武さんや私の子供の頃とは違っています。

その点、書籍「諦める力」と言うのは随分と斬新です。
まぁこの書籍も店先でインパクトを持って貰うために「諦める」なんて言葉を使っている可能性も否めませんが…でも内容は「トップを狙うのは諦めろ」と言っている物でもありません。

一番になることに振り回されるな
自分なりの正しい努力をしろ
目標を見誤るな

こんなことを伝えています。

最終章 (第6章) の中の "「バカヤロー、お前がなれるわけないだろ」" の節で共感した分部を下記に示してみます。

自分をほかの誰とも比べることなく「オンリーワン」などと言っているのは、単なる自己満足にすぎない。そもそも自分の特徴が何であるのかすら、他人との比較がなければわからない。まずは「自分はこの程度」と見極めることから始め、自分は「何にでもなれる」という考えから卒業することだ。そこから「何かになる」第一歩を踏み出せるのではないだろうか。

為末大.諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない(Kindleの位置No.1755-1758)..Kindle版.

自分は数学検定の2級に合格できていませんが、でも検定の結果はゼロ点ではないんです。そのことに注目できるようになりました。

では今日も休日を始めています。休日の充実こそ、人生の充実です。
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