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時空 解 さんの日記

[2021-9] 
 
2021
9月 20
(月)
09:58
ファインマン物理学 第1巻 第6章 確率 6-2 ゆらぎ
本文
皆さんこんにちは、時空 解です。

今日もファインマン物理学の整理を行います。今日は確率の2節 "ゆらぎ" です。
この節の要点は下記になると思います。
 

・実験の結果の整理の仕方によっては、確率の確かさが変わる

(1) 実際にコインを30回投げて、表が出た数を数えている。
最初の1回目は、30回投げて表が11回でた。確率としては15回と期待できるが、実際は違うことがわかる。(想定内ではあるが)。
2回目の30投でも11回。3回目の30投では16であった。
これを書籍の中では100回実施している。
100回行った結果、30投のうち15回表が出たのは13回。16回表が出たのは16回で、これが一番多かった。表が出る確率 $ 0.5 $ 回と言うものが確からしいとは言えない結果である。

(2) しかし30投を100回行っているのだから、合計では3000回、コインを投げている。この3000回を通して表が出た回数を見てみると、表が出た割合は $ 0.497 $ となり、$ 0.5 $ に非常に近くなる。

30投で区切ると $ 0.5 $ から少し外れるが、通して3000投のうちで表がでる割合は確率に近づく。30投区切りの時の「少し外れる」は "ゆらぎ" なのである。



この節の要点は上記の "ゆらぎ" に尽きると思いますが、参考として
・コインの表の出かたと、パスカルの三角との関係 ( $ (a + b)^n $ を展開した時にも出てくる)
二項確率 (ベルヌーイの確率)
の2つも紹介されています。

数式も出てくるのですが、このうちの二項確率の数式
$ {\displaystyle P(k,~n)={n \choose k}p^{k}q^{n-k}} $
には、なんと説明がされてない変数が一つ、あるんですよね。 おっ

$ q $ です。
うーむ、これは良くない…。そう言えば、20才の頃に読んだ時も「この $ q $ はなんだ?」と、確かに想った記憶が蘇ります。

でも今になってやっと分りました。
この $ q $ は $ (1-p) $ なんですよね。この $ (1-p) $ と言うのはこの節の中にも解説で出てきています。
「余事象を $ q $ とする」と言う一文が無いんです。
ファインマン物理学ともあろうものが…でもこれくらいは常識?…それとも推察できないといけない?

そう想ってしまう私は「ファインマン物理学」信者ですかね。( ^^;

では今日も1日の習慣を始めてます。小さな一歩・挑戦を試みています。

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