TOP

Home  >  ブログ  >  時空 解  >  書籍の感想  >  ニュートンの「哲学的疑問」と題されたノート。書籍:アイザック・ニュートン、第三章

時空 解 さんの日記

カテゴリー [書籍の感想] 
 
2022
2月 3
(木)
09:50
ニュートンの「哲学的疑問」と題されたノート。書籍:アイザック・ニュートン、第三章
本文
皆さんこんにちは、時空 解です。

昨日も書籍「アイザック・ニュートン」を読んでいました。今回はその第三章に書かれている内容について書いてみたいと思います。

第三章の前半は、アイザック・ニュートンが入学した当時のケンブリッジ大学の状況描写から始まります。
ニュートンがケンブリッジ大学に入学したのは1661年のことですが、当時の生活状況もこの章で垣間見れます。考えてみると私が小学生の時に、冬、教室に石油ストーブが入った時にはとても嬉しかったことを思い出します。でもニュートンの時代は石油ストーブなんてものはまだまだ…。

ケンブリッジ大学内のトリニティ・カレッジにニュートンは通うのですが、その身分は酷い物でした。学内には身分制度があって
フェロー、特別自費生、一般自費生、そして免費生、準免費生
と言う分類です。
ニュートンは準免費生だったとのこと。これはフェロー、特別自費生、一般自費生達の面倒を看る仕事を担う身分で、いわゆる下僕のような扱いだったそうです。
食事も粗末なものだったようです。フェロー達が食堂で食事を済ませ退室した後になって、その残り物を食べる身分なんだとか…。
でも、面倒を看るフェローによっては良い面もあったようですけどね。ニュートンはバビントンと言う良いフェローに付いていたようです。
バビントンはトリニティ・カレッジでは権力を持っていたようです。それでニュートンは良い書籍と出会うこともできたようです。

また、ニュートンは学内の生徒同士とここでも上手く行っていないようでした。生徒は独り部屋ではなく相部屋で暮らしていました。ニュートンと同室だったジョン・ウィキンズと言う生徒だけが、ニュートンにとって安息できる相手だったようです。

そんな環境の中、ニュートンは徐々に熱中する学問を見出して行きます。その過程はニュートンがこの時代に書き付けていた「哲学的疑問」と題されたノートからみてとれるようです。

なるほどぉ…ニュートンはこんなノートを付けていたんですね。

内容はと言うとほとんどが学習していた書籍の内容の写し・覚書のようなものだそうですが、書籍の内容に対する疑問が書かれているのが重要です。それに、ノートに書き並べられている疑問に想った項目が、後のニュートンの重要な発見につながる内容なんだそうです。

うーむ…やっぱり疑問に想ったことをずっと考え続けると言うことは大切ですね。ましてニュートンは頭の中だけで考えるのではなく、ちゃんと書籍を読みながら自分の考えと合わせて学究していたんです。

酷い生活環境の中で、しかも知的好奇心をドンドンと燃やしていくさまは、とてもワクワクいたしました。

でも、今日も前向きに日々を過ごしています。
閲覧(1361)
コメントを書く
コメントを書くにはログインが必要です。
メインメニュー
ログイン
ユーザー名:

パスワード:



日記投稿者リスト
カレンダー
月表示
カテゴリー
にほんブログ村リンク