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時空 解 さんの日記

[2015-7] 
 
2015
7月 14
(火)
23:20
数学的な考え方を始めた人、広めた人。
本文
みなさん、こんにちは。
今日は書籍、「タレスの遺産」(以下”書籍”とする)から数学の原点を紐解いてみたいとおもいます。数学の原点と言う物が訳者まえがき(三宅 克哉 ミヤケ カツヤ)にあります。これはとても参考になるので、これを整理しておくだけで、数学の原点としても良いかと思い、ここに記載しようと思いました。
書籍には、まずギリシャ哲学の始祖タレスの事に触れています。タレスは初等幾何学の定理を与えたそうですが、それ自体は大した事ではないようです。重大事は、彼がそれらに「証明」を付けた事にあるそうです。ここから「論証性」を特性とするギリシャの文明が興り、以後ギリシャ語がその論証能力を鍛えられ、成長する事になったそうです。ギリシャ語がタレスの「証明」に端を発して、論証性を表現するために変わったのですね。言語学的にも「証明」と言う事が重要な役割を担ったわけです。とても興味深いです。
タレスの次に特筆するならば、ピタゴラスなのだそうです。彼とその学派は「数学」を整え「非直感性」を核心とした「数学的証明」を定着さたそうです。「万物は数なり」と謡い、数の構造によって(いとも抽象的に)宇宙の調和を描写しようとしました。また、でしの教育の要として「学科」に基づく教育を採用し、「数学」を採択してそれに充てたという事です。タレスから大きく進んだ点は、数学の「証明」と言う考え方を、教育に持ち込んで、宗教的な思想から若者を切り離した点だろうと、私は感じました。
タレスやピタゴラスって、こうして見ると凄いですね。新しい考え方が出来た人達です。学生時代には感じなかった事を、この歳になると実感します。
では、今日はこのへんで。

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