いざ就職をして企業に入ると機械的な毎日となり、出来上がったペースに浸りきって、いつしか自分がほんとうに追い求めていた人生の意味や大切にしたい生き方、さらに、自分は自由であることすら忘れてしまうのです。 中にはそんな生活に嫌気がさして転職を考える人もいます。ただ、無鉄砲に進む前に、うまくいく原則を知っておいてほしいと思います。

成功とは難しいものではありません。思考と行為を一致させれば成功です。ただ、求めるものは人それぞれ異なります。

だから成功は人それぞれ異なります。
このシンプルな前提から本書はスタートします。

ここを読んで、この書籍に価値をみい出しました。「自分は自由であることすら忘れてしまうのです」と言うところに心惹かれます。
３６歳の時に小説家を目指して１６年間勤めていた会社を辞めた私ですが、これはひとえに、自由になりたい、と言う衝動によるものでした。そして目指した事は小説家…あまりにも見通しの無い挑戦でしたので、ただの無鉄砲に他なりません。バイトも何もせずに一年間を執筆だけに費やしたのですが、最後には絶望感しか残りませんでした。ここで私が足りなかった事が、この書籍には書いてあるのです。それは「成功の基準」です。
「思考と行為を一致させれば成功です」
この考え方が私の中にはありませんでした。当時の私はただ「新人賞受賞」と言う基準しか持っておらず、執筆活動をしている毎日の中から、その小さな成功を見いだせなかったのです。真面目に日々執筆をしていたにも関わらず、会社勤めをせずに１日中部屋で過ごしている自分を訳の分らない輩、と言う悪いイメージで見てしまっていました。しかし書籍の中に書いてある「成功の基準」と言う物が当時の自分に有ったのならば、絶望感を抱くまでには至らなかったと思います。

まぁその前に、いきなり会社を退職してしまうという事もしなかったでしょうけどね。

とにかく思考と行為を一致させる事が成功だとするならば、今の自分でも、毎朝７時に起きると決めてそれを実現しているのだから、毎日１つ成功を手にしている訳です。こんな些細な事も成功体験と考える、その大切さが書籍の本文にも書かれていて "成功体験をつなげる" と言う章立てがされています。「朝６時に起きただけでも成功体験である」と p23 の ７行目８行目にも明記されているんですよ。
 

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「新・良い習慣化計画」
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