時空 解 さんの日記
2019
11月
5
(火)
08:22
本文
皆さん、おはようございます。時空 解です。
論文の題目から内容を察することが出来なかったのですが、この論文の文末にはこんな結びの言葉が添えられています。ちょっと長い引用になりますが、下記に示したいと思います。
ニュースでヒトゲノム計画が発表された時には衝撃を受けたものでした。人の遺伝子、つまり人間の設計図が解読される時代が来るのだと驚いたものです。ヒトゲノム計画によってDNAが解読されたが、すぐにそれが生命現象の理解を意味す るわけではない。DNAはあくまでも設計図であり、細胞のような小さな反応系における 揺らぎが機能の発現に及ぼす影響などを解明する必要がある。現実の生物に対する実験的 研究、数値実験による現象の再現及び詳細な考察、そして理論的研究による数理的な理解 の全てが上手くかみ合ってこそ、複雑な生命現象の本質が解き明かされていくものと考え られる。決定論的には進まない「揺らぐ小さな系」での化学反応を、確率的な対象として 数理的に扱う本研究のような試みが今後さらに発展することにより、生命現象に関する理 解が大いに深まるものと期待される。
でも振り返ってみると、このヒトゲノム計画が開始されたのは1990年。もう20年近くも前のことになるんですね。計画が発表された当時は「これで人間の全てが分ってしまう」なんていう印象を持ったものです。
でも設計図が分ったところで、それで全てが分る訳でもないんですよね。そもそもゲノムが人間の肉体を構成する分子をどう形作るのか?化学反応の起こり方は複雑である…その一例がこの論文には書かれているのだと思いました。
私の記憶が間違っていなければ、何かのテレビ番組で養老 孟司さんが
「精子と卵子が結合した後にどのような反応が起こるのか、現段階ではせいぜい細胞分裂が1回起こるところまでしか分かっていませんからね」
と仰っていました。この言葉が強く印象に残っているのです。
今回のこの論文は、「細胞のような小さな反応系における揺らぎ」を解明することがとても大切であると言っています。
アボガドロ数ほどの体積中での分子の揺らぎ反応は、反応系の内外の分子濃度は一定と考えられるそうですが、反応系の体積が小さい場合には内外の分子濃度は一致しないとのこと。この体積の小さい場合の自己触媒反応にはマスター方程式の解明より、ランダムウォーク(日本語 では「酔歩」と呼ばれる)と呼ばれる簡単な確率モデルを用いて現象の特徴が説明できるようです。( ここが物理的なんでしょう。この論文が物理学会のサイトに掲載されている理由でしょう )
ともかく、この確率モデルが100個程度の分子が自己触媒反応によって揺らいだ時、取り囲こんでする分子数の量によって (アボガドロ数程度 vs 1000個程度) その反応が周りに影響を及ぼすのか否かを説明出来るそうな…。
私の記憶が間違っていなければ、何かのテレビ番組で養老 孟司さんが
「精子と卵子が結合した後にどのような反応が起こるのか、現段階ではせいぜい細胞分裂が1回起こるところまでしか分かっていませんからね」
と仰っていました。この言葉が強く印象に残っているのです。
今回のこの論文は、「細胞のような小さな反応系における揺らぎ」を解明することがとても大切であると言っています。
アボガドロ数ほどの体積中での分子の揺らぎ反応は、反応系の内外の分子濃度は一定と考えられるそうですが、反応系の体積が小さい場合には内外の分子濃度は一致しないとのこと。この体積の小さい場合の自己触媒反応にはマスター方程式の解明より、ランダムウォーク(日本語 では「酔歩」と呼ばれる)と呼ばれる簡単な確率モデルを用いて現象の特徴が説明できるようです。( ここが物理的なんでしょう。この論文が物理学会のサイトに掲載されている理由でしょう )
ともかく、この確率モデルが100個程度の分子が自己触媒反応によって揺らいだ時、取り囲こんでする分子数の量によって (アボガドロ数程度 vs 1000個程度) その反応が周りに影響を及ぼすのか否かを説明出来るそうな…。
うーむ、細かい…。
こんな調子だと、例えば (本論文とはかけ離れますが) 脳の記憶のメカニズムの解明も進められていると思いますが、正確に解明出来るのかはあまり期待できませんよね。脳の中はニューロンの結合の変化と、それを取り巻く化学反応が起こっているはずですからねぇ…。まぁこの認識も古い知識かもしれませんが…。
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