TOP

Home  >  ブログ  >  時空 解  >  物理  >  濃度が濃すぎるリチャード・s. ウェストフォール著のアイザック・ニュートン (伝記?)

時空 解 さんの日記

 
2020
9月 17
(木)
09:23
濃度が濃すぎるリチャード・s. ウェストフォール著のアイザック・ニュートン (伝記?)
本文
皆さん、おはようございます。時空 解です。

昨日は少し「リチャード・s. ウェストフォール著のアイザック・ニュートン〈1〉を読んでいました。

うーむ…内容が濃すぎて正しく読み進めるには何年も掛かる代物ですかね…それが正直な感想です。
書籍の実に24ページ下段にこんな一文が出て来ます。

この運動概念を共有していたデカルトが指摘したように、哲学者たちは誤った問いを発していたのである。彼らは何が物体を運動させつづけていたのかを問うていたのだ。そうではなく、何がそれを止めるのかを問うべきであった。


これ、面白いですよね。世に言う慣性の法則に関わる問いかけなんです。何が物体を運動させつづけているのか?すなわち等速直線運動を続けるのはどうしてか…?なーんていう問いかけをしていたらいつまでもその原因をつかめないのです。でもこのように問いかけをしてしまう原因は、アリストテレス力学を基礎に物体の運動を観察していたからなんですよ。
いまでこそ物体は外部から力が加わらない限り、等速直線運動を続けるかその場に停止し続けることを当たり前に想っています。でも、当時は速度 = 0 の特別な状態が物質の一般の状態だと思い込んでいたのですね。なだなる先人たちが知恵を絞っていたにもかからわず、慣性の法則にはなかなか辿り着けなかったことが書籍から読み取れてとても面白いです。

書籍の24ページのところまでよんで、何人の先人か登場することか…本当に濃度の濃い書籍です。
内容を漏れなく読みとろうとすると難しいです。欲張ってしまうと読み進めなくなります。
ニュートンの人柄を感じたいか、力学が出来上がる様子を垣間見たいとか、そんなように何かに焦点を絞って、気持ちを整えないと読み進められません。

うーむ…それとも自分が構え過ぎなのかもね…。汗


・アイザック・ニュートン〈1〉
・アイザック・ニュートン〈2〉

 

では今日も1日の習慣を始めてます。小さな一歩・挑戦を試みています。

 
閲覧(4522)
コメントを書く
コメントを書くにはログインが必要です。
メインメニュー
ログイン
ユーザー名:

パスワード:



日記投稿者リスト
カレンダー
月表示
カテゴリー
にほんブログ村リンク