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時空 解 さんの日記

 
2020
10月 26
(月)
09:11
「やればでるき!」ではなく「やれるようになればできる!」です
本文
皆さんこんにちは時空 解です。

昨日は何を隠そう、名古屋に数検2級2次の検定を受けに行っていました。

いつもなら豊橋で実施されるんですが、今回は新型コロナの影響で受験生が集まらなかったのか、名古屋市内での実施でした。
数ヶ月ぶりに電車に乗って都会に出かけてきたわけですが、電車の込み具合がやっぱり以前とは違っていましたね。まぁ新型コロナが蔓延しだした今年に入っての、初めて名古屋でしたが、帰りの名古屋駅から豊橋帰りの電車は特に空いていた気がします。
ホームに並ぶ人も少なくてスムーズに乗れました。人が少なかったですね。

まぁだから帰りの電車に乗る時には、気持ち的に助かったのですが…

もしもギュウギュウの、以前のとおりの名古屋だったら滅入っていたでしょう。ううっ
車内で座ることが出来て本当に助かりました。
だいぶショックでしたからね…数検の手応えがショックでした。

トボトボと帰ってきたんです。
出掛ける時にはドキドキと緊張していたんですけどね。
「今回は合格点が取れるかなぁ…」
そういう想いがあったからです。

いざ検定を受けていて、手応えが出てこない…。

 …汗

正しく答えられているのか否か、確信が持てないのです。

以前ならビシッ!と、この考え方で「正しい!後は計算間違えを怖れるだけ」と、手応えみたいなものがありました。
でも今回は解けた問題でもそれが感じられなかった。なんかキレが悪かったのです。それに以前の私なら簡単に解いたであろう問題が解けなかったのです。
(すみません、問題を書き写すことは控えます)

それで今回は本当に「自分も年をとったもんだ」…と言う想いが込み上げて来ちゃったんです。

帰り道、試験会場を出る所からじわじわと心の中に押し寄せてきました。…ああ、もう数学の勉強を続けても歳のせいで頭打ちかも知れない…

そんな状態だったんですよね。

"今みたいに高校時代に勉強していたら、どんなにか数学ができるようになっただろうう…残念でならない。もう時は戻せない。残念だ"
そんな後悔の念もこみ上げて来ました。

でもね。

今日になってやっと気持ちが落ち着いてきました。もし高校生の時に同じくらい勉強していたとして、本当にぐんぐんと数学の実力が身に付いたのだろうか?
きっと今と大差ない気がするんですよね。

若い時に数学の勉強を始めていても、今日と同じ壁にぶつかったと思います。
年を取ったというよりも年を重ねているせいで反芻する経験記憶が若い頃よりもたくさんあるんです。だからそれが足かせになって、数学の学習に時間がかかる。
若い頃の自分には邪魔をする経験記憶はありませんからね。できなかった問題の答えを素直に記憶することができるでしょうが…でも結局は今と似たようなスピードでしか学習は出来てないでしょう。
例えば、1日10問を解く、なんて学習できなかったと思います。

頭の体操の問題と数学の問題は違います。
図形問題とか、さらに図形問題をベクトルで解くとか、そういった積み上げの上に成り立つ答えを導くのは面倒くさいんですよね。頭の体操のクイズのように、ひとつ閃けばすぐに回答にたどり着ける、そんな美味しくて楽しい問題、数学にはたくさんある訳ではありません。学生の頃に数学の勉強を一生懸命やっていたら、この事実に気が付いて、数学があまり好きじゃなくなっていた可能性もあります。 こんな事実を突きつけられるより、物理の量子力学の不思議な世界に夢へ膨らませていたほうが楽しかったのです。学生の頃から20代、30代、40代と、数学の勉強をしてこなかったのは、この事実を受け入れたく無かったことも理由の一つです。それに数学も得意で好きだ、と言う自負をを失いたくなかったんです。

まぁまたいつもと同じような心境に陥っている自分ですが…。汗

とにかく昨日の帰りの電車の中では将来がなくなっちゃったような…勉強しても数学ができるようにならないような、そんな寂しい気持ちになっていたんです。

でも本当は、昨日は高校生の時に経験するはずだった挫折感を、やっと経験できた…そんなところです。

自分は1日10問、数学の問題を解いて行く忍耐力も答えを理解して行く理解力も、まだまだありません。
数検2級2次の合格が遠いです…。
でも高校生の頃の自分よりは (きっと) 近いでしょうけどね。

では今日も休日を始めています。休日の充実こそ、人生の充実です。
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