皆さんこんにちは時空 解です。

最近、数学の学習をすることに苦痛を感じていました。だってそうでしょう、初見で自分が解けない問題ばかりがチャート式数学の例題に並んでいるのですから。
それに
「これは難しいなぁ」
と思った問題が、難易度数が２とか３が続くのですから。

もうやってられない…。

なんて挫折しそうになっていたんですが、ふと思ったんです。これは自分の思い込みのせいだなぁとね。

「勉強すれば出来る」
と、高校生の頃から今に至る４５年間、ずっと思い込んでいました。
中学の頃は学校の授業だけで、ほぼ中学の数学はマスター出来ていた自信もあります。
ですから、高校も授業だけでは分からないにしても家庭学習を行えば分かって行くのが当たり前、と思い込んでいたんです。

でも、勉強しても中学数学のようには出来るようにならないのですね、高校数学って。これが現実なんだなぁ…。
６０才になって、そのことを初めて理解しました。

高校生の時に今のように学習をしていたらどうだったんでしょうかね？

普通に考えると今よりも若いんだから理解が早い…と考えがちですが、きっとそれは希望的推察の範疇でしかないでしょう。それよりも、若い人は分からない問題を
「自分は分からなかった」
と素直に認めている。だから解答を素直に記憶できる。
きっとその姿勢が若さなのだと思います。

高校生の時の自分は、すでにこの素直さが無かったと思います。授業中に説明してくれた解説がどうにも納得できない…そんな時に
「自分が理解できないのは、その説明になにか欠点があるからだ」
と、思っていました。粗探しですね。

高校生の頃の自分はやたらと別のことを考えようとしていました。チャート式数学を家庭で学習していたとしても、チャート式の解法・考え方を果たして素直に受け入れていたかというと、きっと否定的に受け止めていたことでしょう。

今では解説動画やパソコン・スマホで検索等、学習を援助する状況が整っています。
私が高校生の時の比ではありません。今の方が学習がし易いことは確かです。ですから
「自分に理解できない考え方を、数学を通して教えて貰うのだ」
と言う気持ちがあれば、いちいち分からない問題に時間は取られないでしょうね。

時間が取られる理由は
「自分が理解できない理由を探す。理解できない自分を否定したい」
からです。

でも理解出来ないことに理由はありません。理解できない自分が現実にそこにいる、と言うだけのことです。おかしいことは有りません。
チャート式の解答を素直に読んで、暗記するようにして、次に進めば能率もアップしていくハズです。
気を取り直して行きたいと思います。

では今日も１日の習慣を始めてます。小さな一歩・挑戦を試みています。