時空 解 さんの日記
2016
5月
10
(火)
22:00
「読書力」齋藤 孝 著 を読んで。
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みなさん、こんにちは。
今日は、読書会の課題本「読書力」 齋藤 孝 著 に付いて書いてみたいと思います。
毎月一度開催されている読書会に参加しているのですが、五月の課題本は「読書力」。読書会の原点に立ち戻る意味での課題本だそうです。
今日は、読書会の課題本「読書力」 齋藤 孝 著 に付いて書いてみたいと思います。
毎月一度開催されている読書会に参加しているのですが、五月の課題本は「読書力」。読書会の原点に立ち戻る意味での課題本だそうです。
この「読書力」はご存知のかたも多いでしょう。著者の齋藤 孝 さんが今やテレビによく出演されていますので、この書籍に書かれている内容もおのずと耳に入る機会があると思います。三色のボールペンで本に線を引きながら読書をする、と言うのは聞いたことがあるのではないでしょうか。赤、青、緑の三色のボールペンを使って、読書中の本に線を引くのですが、その引き方がポイントです。
赤…客観的にみて重要な点。(書籍の内容に沿った重要な点)
青…客観的にみて、まあまあ重要な点。
緑…主観的にみて、面白いと思った点。
書籍の内容を、上記の三種類に分類する気持ちで本を読み進めるの事でおのずと把握力、要約力が身に付くと言うものです。それと客観的な点と主観的な点とに分類するところがミソのようです。
赤…客観的にみて重要な点。(書籍の内容に沿った重要な点)
青…客観的にみて、まあまあ重要な点。
緑…主観的にみて、面白いと思った点。
書籍の内容を、上記の三種類に分類する気持ちで本を読み進めるの事でおのずと把握力、要約力が身に付くと言うものです。それと客観的な点と主観的な点とに分類するところがミソのようです。
この書籍を読んで私が一番思った事ですが、どうやれば本を読む事が出来るようになるか?その答えがこの本には書かれているように思いました。
本を読むと言う事はとても面倒な事です。今、こうして私のブログなんぞを読んで下さっている方がたにとっては読書は当たり前の行為なのかも知れませんが、私は子供の頃から読書が嫌いでした。今でも抵抗があります。そんな私にとってこの「読書力」は、一つのモデルを提示してくれました。すなわちどのようにして実のある読書をする事ができるようになるか、なって行くか、そして読書とは実は少し苦痛をともなうものが理想である、と言うモデルです。
「結局は一歩一歩こなしてゆかないと読書力は身に付かない」
そう言う現実を受け入れる気持ちになれます。
読書が趣味で、毎日一冊のペースで読んでいる読書好きの方でも、実は苦痛をともないながら読書をされているのだ、と言う事を理解できます。過去に文字を読むと言う苦痛に耐え、その苦痛に慣れて、そしてその苦痛を超えた価値を読書に見出していると言う事だと理解しました。そんな思いです。
「結局は一歩一歩こなしてゆかないと読書力は身に付かない」
そう言う現実を受け入れる気持ちになれます。
読書が趣味で、毎日一冊のペースで読んでいる読書好きの方でも、実は苦痛をともないながら読書をされているのだ、と言う事を理解できます。過去に文字を読むと言う苦痛に耐え、その苦痛に慣れて、そしてその苦痛を超えた価値を読書に見出していると言う事だと理解しました。そんな思いです。
読書をするための4つのステップと言うものが書籍に出て来ます。それは次のようなステップです。
第一ステップ…読み聞かせの効果
第二ステップ…自分で声に出して読む
第三ステップ…線を引きながら読む
第四ステップ…読書のギアチェンジ (要点が分かるようになると、じっくり読む部分と読み流せる部分とが見えてきて、読むスピードを変えられる)
第一ステップ…読み聞かせの効果
第二ステップ…自分で声に出して読む
第三ステップ…線を引きながら読む
第四ステップ…読書のギアチェンジ (要点が分かるようになると、じっくり読む部分と読み流せる部分とが見えてきて、読むスピードを変えられる)
こうして要点だけを取り出してみると「結局面倒じゃないか、こんな事を訓練するなら読書できるようになって当たり前だろ?もっと手軽に本が読みこなせるようになる方法を教えろ」とつい言いたくなる私です。
しかし、第一ステップの読み聞かせの効果がいかに大事なのか、書籍を読んでみると分かります。子どもの頃に両親からして貰う読み聞かせ。これが読書する事が楽しいものだ、と言う事を子どもに育むようです。
第二ステップの自分で声に出して読む、と言う事。これは一つの壁のように思いました。ついつい面倒になる読書、それは目で追っているうちに分からない単語や漢字、そして内容自体が難しくなってくると、内容が頭から離れて行ってしまいます。「おや?」と思った時にはすでに遅くて、もう読書を続ける気持ちさえ失せてしまっているのが普通です。しかしこれが黙読ではなくて音読の場合「おや?」と思うタイミングが即ち調べなくてはならない箇所であり、いつの間にか分からないと言ういい加減な形ではなくなります。これがとても大切です。内容から自分の気持ちから離れる前に問題点が明確で、調べれば次に進めます。今の時代、漢字や単語の意味はすぐに調べる事が出来ます。また、内容そのものに「おや?」と思ったら、そこで初めて手ごわい書籍だと認識すれば良いのでしょう。
しかし、第一ステップの読み聞かせの効果がいかに大事なのか、書籍を読んでみると分かります。子どもの頃に両親からして貰う読み聞かせ。これが読書する事が楽しいものだ、と言う事を子どもに育むようです。
第二ステップの自分で声に出して読む、と言う事。これは一つの壁のように思いました。ついつい面倒になる読書、それは目で追っているうちに分からない単語や漢字、そして内容自体が難しくなってくると、内容が頭から離れて行ってしまいます。「おや?」と思った時にはすでに遅くて、もう読書を続ける気持ちさえ失せてしまっているのが普通です。しかしこれが黙読ではなくて音読の場合「おや?」と思うタイミングが即ち調べなくてはならない箇所であり、いつの間にか分からないと言ういい加減な形ではなくなります。これがとても大切です。内容から自分の気持ちから離れる前に問題点が明確で、調べれば次に進めます。今の時代、漢字や単語の意味はすぐに調べる事が出来ます。また、内容そのものに「おや?」と思ったら、そこで初めて手ごわい書籍だと認識すれば良いのでしょう。
この「読書力」には書籍末に文庫百選「読書力」おすすめブックリスト(あくまでも著者の独断なので限定と言うわけではありません)と言うのがあります。このブックリストを参考に真面目に音読からスポーツの練習のごとく初めてみれば、そのうちに線を引きながらの読書、読書のギアチェンジとステップアップする事が出来るでしょう。最終的には友人と一緒に課題本のマッピングコミュニケーションを楽しむ事が出来るでしょう。一緒に楽しむ事が出来る友人を私も持ちたいと思った次第です。
今までは「どこかに楽して本を読めるようになる魔法の方法がないかなぁ」と思っていた私です。しかし本は自然に読めるようになるのではなく、卓球やテニスに例えるならばバックハンドが使いこなせるように練習が必要なように、読書も練習が必要なのだと分かります。
この「読書力」は練習方法がちゃんと書かれた良書でした。さすがに岩波新書と言うべきでしょうかね、みなさん。
では今日はこの辺で。
この「読書力」は練習方法がちゃんと書かれた良書でした。さすがに岩波新書と言うべきでしょうかね、みなさん。
では今日はこの辺で。
独学協友会の動画は YouTube チャンネル でご覧になれます。
「読書力」 齋藤 孝著
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