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時空 解 さんの日記

 
2016
6月 8
(水)
22:34
高校数学でわかるシュレディンガー方程式 を読んで
本文
みなさん、こんにちは。時空 解です。
今日は 竹内 淳 氏 著「高校数学でわかるシュレディンガー方程式 : 量子力学を学びたい人、ほんとうに理解したい人へ」を読み終えました。
これも「趣味で量子力学」と同様、とても勉強になる書籍でした。今後数学を勉強して行くにあたって、本当の数学(数式)の意味とはどのような物か?その答えがこの書籍から垣間見る事ができます。第3部「シュレディンガー方程式を解く」と言うところの初めに記されている内容が特に印象に残ります。すなわち
「方程式を解く」と何が求まるのかを、確認しておきましょう。まず、…(中略)…したがって、シュレディンガー方程式の場合は、数学的にシュレディンガー方程式を満たす波動関数とエネルギーは、唯一の答えが求まるのではなく、いくつもの組み合わせがある事になります。
方程式に対して上記のような説明がなされているのです。こんな方程式が量子力学の基礎となる方程式なのだと納得できます。高校で学ぶ数学の問題は一つの答えが用意されていますが、答えは一つではないと改めて認識させられました。
現役の大学教授が書いた書籍と言う事でシンプルかつ、ポイントを踏んでいるように感じます。また、高校の数学のどの分野(三角関数、対数、微分積分など)を今一度見直せば良いのか見えてくる内容でした。さらに高校数学では扱わないがどうしても必要なフーリエ解析の説明も少なからずあるので、とても勉強になります。これからどう数学を勉強して行けばよいか、その道筋が見える書籍です。
この書籍に出会えた事を機会に、ぜひ、本当にシュレディンガー方程式を理解して行きたいと思う次第です。
では今日はこのへんで。
 
独学協友会の動画は YouTube チャンネル でご覧になれます。

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