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時空 解 さんの日記

 
2021
7月 24
(土)
09:53
ファインマン物理学 第1巻 第2章 物理学の原理 2-4 原子核と粒子 その1
本文
皆さんこんにちは、時空 解です。

昨日は近くの図書館に行って、ソフトカバーになった (新装版) の「ファインマン物理学」と手元にある「ファインマン物理学」を比較してきました。
まずは奥付を写真に撮ってきました。それが右の画像です。
画像上側が図書館に在った書籍の奥付で、下が私の持っている書籍の奥付です。

奥付でみるかぎり、図書館の物は2000年発刊で、私のは1979年発刊の物のようです。
ソフトカバー版として新装されたのが、どうやら1986年頃のようですね。

この2冊において、ともに
「第2章 物理学の原理 2-4 原子核と粒子」
の内容を比較してみましたが、全く同じでした。

考えてみれば奥付に「改訂版」とかの文字がありませんからね、同じで当たり前です…
これならネット上で「改訂版ファインマン物理学」などと銘打った書籍があるか否かを調べれば
「第2章 物理学の原理 2-4 原子核と粒子」
の内容が発行年月日で違っているか否かも直ぐに分かったでしょうにね。書籍に学生時代から馴染んでいない私にはそんな常識的なことも分ってなかったんです。暑い中、図書館まで行ってバカみたいだなぁ…と、ふと自己嫌悪に陥った私です。

(まぁそれはともかく…)

原子核内部の実験は盛んにおこなわれているイメージが有りますから、もしかして新たな事実が追記されたりしている期待もあったのですが…私の願望と言うものでしたね。( ^^;

最新情報をファインマン物理学などの書籍に頼るのではなく、日本物理学会誌などに依った方が一般です。

ちょうど日本物理学会誌今月号 (7月号) に
・ニュートリノの原子核レスポンス――二重ベータ崩壊と超新星ニュートリノの解明に向けて
・場の量子論と量子情報――相対エントロピーとその応用

上記2項目の解説が載っていますね。これを読んだ方がはるかに最新情報です。
でもまぁこれはまたにして… ( ^^;

今日は「第2章 物理学の原理 2-4 原子核と粒子」のところを整理してみました。一度に全部は整理できなかったので、分割して、続きはまた明日にでも…


第1巻 第2章 物理学の原理 2-4 原子核と粒子 その1
・原子核内は莫大な力によっていっしょにかたまっている
・原子爆弾が原子核の内部における変化に関係しているのに対して、TNT の爆発は、原子の外側にある電子の変化に関係している
・電気的の相互作用が光子という一つの粒子に関係づけられるように、中性子と陽子の間の力にもある種の場があって、この場がピクピク動くと、それが一つの粒子のようにふるまうのではあるまいか、というのが湯川秀樹の考えてある
・湯川はこれまでにわかっている核力の特性から、この粒子の質量は、電子の2、3百倍であるはずだと予言した
・宇宙線の中にまさしくこの質量をもった粒子が発見されたのである (後に別の粒子と判明するが…)
・湯川の予言以降、μメソン (あるいはミューオン) やπメソンとかパイオンが発見される
・湯川の予言理論に我々はこだわっている。それが正しいのか間違っているのか、それは知らないが、少し間違っている、あるいは少なくとも不完全であることはわかっている
・実験屋は宇宙線の中にも、まだほかの "番外の" 粒子が多数発見している。今日 (1963年) ではおよそ30種類の粒子があるということになっている
・これらいろいろの粒子というものは、同じ一つのものがいろいろの違った面をみせているというものではないことがわかっている。これはバラバラな知識がたくさんあるだけで、よい理論がないということを示している
・化学元素の数は実にたくさんある。化学では、それら元素の間に、思いもよらないあることが突如として発見された。それはメンデレーエフの周期表に示されている
・物理屋が見つけた多数の粒子に対しても、メンデレーエフ式の図表に相当するようなものがあるのではないかとおもわれていた。アメリカのゲルマン、日本の西島によって、そのようなものの一つが独立につくられた
・多数の粒子を分類するにあたって基準としたのは、新たに導入された一つの数であって、"奇妙さ" $ S $ とばれるものである
・"奇妙さ" $ S $ は電荷と同じように、粒子それぞれがもっている。そして核力によって起こる反応では、電荷が全体として保存するように、この数も保存するのである
・原子核内の粒子の質量単位は Mev である
(後日に続く…)
 



さて、前回の「2-3 量子物理学」と今回の「2-4 原子核と粒子」を読んで、

・実験結果と数式が一致しているのは原子核の外側の部分 (量子電磁力学)
・原子核内部に関する数式を今、実験を行って検証しているところ。重要なのは "奇妙さ" $ S $

いうことが分かりました。

いやいや、20代にこんなにいい書籍を手にしていたのに、読んでも上っ面しか読んでいなかった私です。
まぁ今の時代 Wikipedia とかもありますからね。直ぐに関連事項を調べることが出来る点で20代の頃とでは格段に環境が違いますからね。こうは行かなかったでしょう。
今日はこの辺で

では今日も1日の習慣を始めてます。小さな一歩・挑戦を試みています。
では今日も休日を始めています。休日の充実こそ、人生の充実です。

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