TOP

Home  >  ブログ  >  時空 解  >  物理  >  ファインマン物理学 第1巻 第3章 物理学と他の学問との関係 3-5 地学

時空 解 さんの日記

 
2021
8月 3
(火)
09:53
ファインマン物理学 第1巻 第3章 物理学と他の学問との関係 3-5 地学
本文
皆さんこんにちは、時空 解です。

では今日もファインマン物理学を読み進めてみましょう。
地学の中には気象学も含まれているようですね。ジョン・フォン・ノイマン氏が「最近の乱流理論」と言う論文を書いたのが 1949年ですから、ファインマンさんがこの節を書いた時には、すでに気象学の基礎があったわけです。
まぁそれを踏まえてここの地学を読むと、また感慨深いものがありました。

では今日もまとめてみましょう。
 

第1巻 第3章 物理学と他の学問との関係 3-5 地学
・満足すべき気象学の理論は、物理学者の手によっていまだに作られていない
・空気の運動方程式はわかっている。ところが、実は、今日の空気の状態はほんとうにはわかっていない (運動方程式に入れる初期状態がわからない? - ブログ投稿者の記) 

・地質学の根本問題は、地球はどのようにして今日のありさまになったかということである
・山を浸食する川や風があるのに、今日の山の高さは、平均として、過去にくらべて決してひくくなってはいない。だから山をつくる作用が進行しているに違いない
・地質学の半ばをしめる、造山作用や火山作用というものが、確かにあるがほんとのことは誰にもわかっていない

地震が起こるのは岩盤が押されるのが原因だがどうして押すのか、何故おすのだろうか。地球の中には流れがある。

・地球の内部はどうなっているのであろうか?

地球の中心における圧力の下では物質の密度はいくらになるべきかという理論は、まだ物理学者によって得られていない。いいかえれば、我々はそのような状態における物質の性状について、見当をつけることができないでいるのである
地球の中心における物質の密度の問題。循環流のようすの問題。高圧の下における岩石の性状の問題。これらはいずれ大切な問題てあるということに気が付いてそれを (数式として - ブログ投稿者の記) 完成するだろう。
これらは実験によって明らかにされなければならない


さて、地学と物理学、そして数学との関係はなかなか濃密であることがわかります。

自分が高校生だったころは気象学と数学の関係、地球内部の状態と数学の関係なんて想像に難しかったのですが、今ではとても興味があります。

特に
「どうして地球内部は動き続けているのか?」
です。

ニュートンが慣性の法則と言うものを提唱しました。ですから物体は外界から力が掛からない限り運動をし続けまです。
でも地球内部の動きに対しては外界からブレーキが掛かっていますよね? だって地球表面の岩石はすでに固まっていてストップしているのですから…

地球内部が動いているのは、地球が出来るその時の、球体として "まるまる時の力" のなごりだとは想像できますが、そこから現在の地球内部の状況を算出できる数式なんて、作れるんでしょうかね?

ノイマンは地球表面の空気に対して、それをやってのけたのでしょうかね…? 凄いです。


では今日も1日の習慣を始めてます。小さな一歩・挑戦を試みています。

【今日の記事を評価して頂けましたら、下記をクリックしてね。Amazon サイトで関連書籍が見れます (アフィリエイトにご協力をお願いします) 】
   ♪ - クリックのみでも充分に嬉しいです - ♪
       ------------------------------    
閲覧(3482)
コメントを書く
コメントを書くにはログインが必要です。
メインメニュー
ログイン
ユーザー名:

パスワード:



日記投稿者リスト
カレンダー
月表示
カテゴリー
にほんブログ村リンク