時空 解 さんの日記
今日はファインマン物理学の整理を進めておきます。
第5章 時間と距離 5-7 短い距離
この節の要点は下記の5つになると思います。
・光学顕微鏡の限界目に感ずる光の波長 (およそ $ 5 × 10^{-7} m $) よりも小さなものを我々は "見る" ことができない。
・電子顕微鏡における三角測量の応用こまかい間隔でしるしをつけたものに波長の短い光 (X線) をあてて、それからどのように反射されるかを観測する。これによって、この光振動の波長を求める。次に同じ光を結晶にあてて、それによって散乱される様子を調べ、その結晶の内部における原子の相対的位置を定めることができる。その結果は化学的の方法によってきめられた原子間隔と一致するのである。
原子の直径はおよそ $ 10^{10} m $ であることがわかった。
・原子核の大きさの測定方法ある原子核の断面積を測るには、高エネルギーの粒子線を物質の薄い板にあて、通過しない粒子の数をかぞえればよい。微小な粒子がとんでいって薄い板をつきぬける間に、一つの原子核にあたるというチャンスは、原子核の切口の総面積を薄い板の総面積でわたものである。
原子核の半径は、$ 10^{-15} m $ の単位でいって、$ 1 $ ないし $ 6 $ であることがわかった。
$ 10^{-15} m $ という長さのの単位は、エンリコ・フェルミを記念して、フェルミと名付けられている。
・長さの単位の定義以前は、長さの単位として、自然界に存在するものを使っていた。例えば地球の半径とか、特殊な研究所に保管されている一本の棒にきざまれている二つの線の間の距離とか。この定義は、役にたつほど精密でもなく、また望むほど恒久的でも普遍的でもないことがわかってきた。
・不確定性原理の紹介位置の測定における不確定は、粒子の波動性に関連している。時間の不確定も物質の波動性に関係があるのである。
今回の節に、原子核の大きさを測定するための一つのアイディア (原子の周りの電子雲は粒子線が通るが、原子核に当たると直進せずに跳ね返される) が示されていました。
このアイディアを数式にするには、やっぱり数学力が必要になります。
それと電子顕微鏡における三角測量の応用というのも把握したいところでしたが、調べが付きませんでした。すみません。m( _ _ )m
この節の解説と一致するような構造をもっている電子顕微鏡というものが、検索してもみつかりませんでした。
まぁでも今日はこの辺で…
では今日も1日の習慣を始めてます。小さな一歩・挑戦を試みています。
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