時空 解 さんの日記
2021
10月
9
(土)
10:42
本文
皆さんこんにちは、時空 解です。
今日は朝から本を読んでいました。
昨日は自分の思い込み (ピンときたら、それでおしまい) の酷さに? …と言うか、早とちりの酷さ を再認識し、ちょっとまずいなぁと思ったんです。
それで "思い込み" とか早とちりに関連する書籍はないかと探したんですよね。気を付けるために。
それで、よさそうな書籍があったので読んでみることにしました。
・99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方
まぁこの書籍の内容は、読んでみると私が普段やらかしてしまう "思い込み" とは若干違う "思い込み" に付いて書かれていますが、それでも十分に参考になりました。
今日はこの書籍について書いてみたいと思います。
話の始まりは
「飛行機はどうして空を飛ぶのか?」
と言うところから始まります。
飛行機の浮力は、ベルヌーイの定理からくる浮力だと言うことはいわば常識だったそうなんですが、これは疑う余地がまだ残っている浮力なんだそうですね。( ^^;
グーグルで "デビット・アンダーソン ベルヌーイの定理に挑む" 文字で検索すると、けっこうな 1540件のサイトがヒットしました。
まぁとにかく飛行機は実際に空を飛んでいるわけで、実験でも飛行機の周りの空気を観察すると、翼の後ろの方に渦ができるそうで…渦と言うのは必ず、その渦巻の反対の方向の渦もどこかに存在するはずなんだそうです。
この "はず" の渦が浮力と考えられているそうな…。(ここで私の心は掴まれました)
書籍はこの飛行機の浮力から、天動説に話題を繋げます。
中世ヨーロッパでは、天動説がいかに市民の強固な常識 (思い込みですよね) だったのかを説明します。
天動説には、天体は神の住む領域で、完全なるものだ、と言う考え方も含まれています。火星とかの惑星の軌道は完全な円。(今では楕円を描く事は知っていますよね) そして月の表面も美しい球面…。
ガリレオ・ガリレイが望遠鏡を作って、その月面を当時の知識人たちに実際に見せたのですが…月面に凹凸があることをみせられた知識人たちは、
「これは間違っている!望遠鏡は地上は正しく拡大して見せてくれるが、天を見る時には正しく働かない!」
と、望遠鏡の中の月面の姿を拒否したんだそうです。
書籍を読んでいて、この部分には驚きでした。
…でも、もし私も同時代に生きていたのなら、きっと否定派だったことでしょう。
電気素量を測定したミリカンの実験についても、そんなんだったのか、と驚きます。
測定データのおよそ $ \displaystyle \frac{ 1 }{ 3 } $ 程度のみが、彼の予測していた値と一致していただけなのに、それでもミリカンは自分の仮定していた電気素量は正しいのだ、と結論したのだそうです。それでも正しかったのですから驚きです。
いやはや、科学史的に見て "仮説" と検証というものは実に微妙なものなんですね。
私はこの書籍で「反証可能性」と言うことを初めて知りました。お恥ずかしい限りですが、この反証が出来る、と言うことが科学においては大切なことだと、再認識をしたところです。科学というものの一つの定義になっているんですね。
・科学と非科学との違い (Wikipedia へのリンク)
ペンタクオークにまつわる話が面白いですね。反証可能性がここには存在していますから、いろいろな実験チームが「ペンタクオーク」の存在について、追加実験が重ねられたのだそうです。
そうそう、そう言えば「科学は近似値である」と言うファインマン氏の言葉も紹介されていますね。
物理学の法則は真実ではなくて、現実の近似値なんだ。…つまり "仮説" に他ならないと言うことにも通じています。
昨日は自分の思い込み・早とちり・勘違いの多さに「まずいなぁ」と思った私でしたが、こうしてみると正しい事なんて無いのかも知れませんね。
ただの近似値。
現実との食い違いがそれほど問題にならない程度の近似値で世の中回っているのです?
思い込み・早とちり・勘違いを怖れるのではなく、常に思い込みがあるのだと心得て、固執しないことが大事ですね。
ひいては数学の問題も、何度も解いてみることも大切だと言えます。
1回解けたからと言ってもう終わり…ではないですね。( ^^;
書籍「$ 99.9 $ % は仮説 ~ 思いこみで判断しないための考え方」を、第5章まで読みました。
また引き続き読んでみたいと思います。
続きも面白かったらブログでご紹介しますね。
では今日はこの辺で…。
では今日も休日を始めています。休日の充実こそ、人生の充実です。また夜お会いできるよう、努力しています。
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今日は朝から本を読んでいました。
昨日は自分の思い込み (ピンときたら、それでおしまい) の酷さに? …と言うか、早とちりの酷さ を再認識し、ちょっとまずいなぁと思ったんです。
それで "思い込み" とか早とちりに関連する書籍はないかと探したんですよね。気を付けるために。
それで、よさそうな書籍があったので読んでみることにしました。
・99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方
まぁこの書籍の内容は、読んでみると私が普段やらかしてしまう "思い込み" とは若干違う "思い込み" に付いて書かれていますが、それでも十分に参考になりました。
今日はこの書籍について書いてみたいと思います。
話の始まりは
「飛行機はどうして空を飛ぶのか?」
と言うところから始まります。
飛行機の浮力は、ベルヌーイの定理からくる浮力だと言うことはいわば常識だったそうなんですが、これは疑う余地がまだ残っている浮力なんだそうですね。( ^^;
グーグルで "デビット・アンダーソン ベルヌーイの定理に挑む" 文字で検索すると、けっこうな 1540件のサイトがヒットしました。
まぁとにかく飛行機は実際に空を飛んでいるわけで、実験でも飛行機の周りの空気を観察すると、翼の後ろの方に渦ができるそうで…渦と言うのは必ず、その渦巻の反対の方向の渦もどこかに存在するはずなんだそうです。
この "はず" の渦が浮力と考えられているそうな…。(ここで私の心は掴まれました)
書籍はこの飛行機の浮力から、天動説に話題を繋げます。
中世ヨーロッパでは、天動説がいかに市民の強固な常識 (思い込みですよね) だったのかを説明します。
天動説には、天体は神の住む領域で、完全なるものだ、と言う考え方も含まれています。火星とかの惑星の軌道は完全な円。(今では楕円を描く事は知っていますよね) そして月の表面も美しい球面…。
ガリレオ・ガリレイが望遠鏡を作って、その月面を当時の知識人たちに実際に見せたのですが…月面に凹凸があることをみせられた知識人たちは、
「これは間違っている!望遠鏡は地上は正しく拡大して見せてくれるが、天を見る時には正しく働かない!」
と、望遠鏡の中の月面の姿を拒否したんだそうです。
書籍を読んでいて、この部分には驚きでした。
…でも、もし私も同時代に生きていたのなら、きっと否定派だったことでしょう。
電気素量を測定したミリカンの実験についても、そんなんだったのか、と驚きます。
測定データのおよそ $ \displaystyle \frac{ 1 }{ 3 } $ 程度のみが、彼の予測していた値と一致していただけなのに、それでもミリカンは自分の仮定していた電気素量は正しいのだ、と結論したのだそうです。それでも正しかったのですから驚きです。
いやはや、科学史的に見て "仮説" と検証というものは実に微妙なものなんですね。
私はこの書籍で「反証可能性」と言うことを初めて知りました。お恥ずかしい限りですが、この反証が出来る、と言うことが科学においては大切なことだと、再認識をしたところです。科学というものの一つの定義になっているんですね。
・科学と非科学との違い (Wikipedia へのリンク)
ペンタクオークにまつわる話が面白いですね。反証可能性がここには存在していますから、いろいろな実験チームが「ペンタクオーク」の存在について、追加実験が重ねられたのだそうです。
そうそう、そう言えば「科学は近似値である」と言うファインマン氏の言葉も紹介されていますね。
物理学の法則は真実ではなくて、現実の近似値なんだ。…つまり "仮説" に他ならないと言うことにも通じています。
昨日は自分の思い込み・早とちり・勘違いの多さに「まずいなぁ」と思った私でしたが、こうしてみると正しい事なんて無いのかも知れませんね。
ただの近似値。
現実との食い違いがそれほど問題にならない程度の近似値で世の中回っているのです?
思い込み・早とちり・勘違いを怖れるのではなく、常に思い込みがあるのだと心得て、固執しないことが大事ですね。
ひいては数学の問題も、何度も解いてみることも大切だと言えます。
1回解けたからと言ってもう終わり…ではないですね。( ^^;
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また引き続き読んでみたいと思います。
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