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時空 解 さんの日記

 
2021
10月 10
(日)
09:21
引き続き、書籍「$ 99.9 $ % は仮説 ~ 思いこみで判断しないための考え方」 を読んで。…実在論と実証論、実時間仮説と虚時間仮説。共役不可能性
本文
皆さんこんにちは、時空 解です。

昨日は書籍「$ 99.9 $ % は仮説 ~ 思いこみで判断しないための考え方」の第6章から最後まで読み通しました。

いやぁ~この書籍、私に取ってはとてもいい刺激になりました。

まずは実在論実証論と言う言葉があるのですが、この違いを正しく理解できるようになりました。
自分は物質の存在の証明をしようとして、以前にも書いたように「テクロ理論」なる考えを進めています。自分の目指している方向は、実在を証明しようとしているのではなく、実証論的な方向で考えているんだなぁと自覚しました。

「テクロ理論」では、時空間のかわりに無区別状態と言うものを前提に仮定して、2つのゼロを想定して理論を構築しようと試みてます。

でも、その試みの方向として
「2つのゼロから、現在物理学で想定されている時空間をどのように構築すればいいのだろう?」
と考えていたんです。

これはあまりいい方向ではないのだなぁと感じました。

そもそも現在受け入れられている時空間自体がほぼ仮定なのだと考えると、私は自分で作った仮定 (テクロ理論) を、時空間と言う仮定に繋げようとしていたのですからね。

この方向性は疑ってもいい点でしょう。

書籍の中にでてくる実時間仮説と虚時間仮説のお話はとても参考になった次第です。
ちょつと長くなりますが、その部分を抜粋してみましょう。
 

   ~ 以下抜粋 (現実は夢で、夢は現実か? ~

虚時間仮説と実時間仮説がホーキングの頭のなかにはあって、そのふたつの仮説は、どっちが正しいということではない。両方を統一する仮説なんてないのです。
これは、非常におもしろい発想ですよ。そして、とってもわかりにくい。
どうしても、われわれは、空間ってあると思っていますよね。それから、時間もあると想っていますよね。
だって、もし時間がなかったら、「なんでこんなにせかされて働かなくちゃいけないんだ!」って思うでしょ?
なのに、ホーキングは、空間や時間というものを実在するものとして考えてはいない…。(ほとんどの人がそうですが) 実在論に立っている人だと、梯子(はしご) をはずされたような感じがするでしょうね。だから、理解しにくいわけです。
やはり、相対性理論のときと同じで、そのふたつの仮説というのがあくまでも仮説なんだということで、諦めがつけばいいんですよ。
そうなってくると、われわれが存在している確固たる実在の世界、これが崩れてゆく。それさえも、仮説にすぎないと割りきっちゃってるんです。
もしかしたらホーキングは、現実と夢を区別していないのかもしれません。現実と夢を同じレベルで扱っているのかもしれません。
ある意味でそれは、究極の世界観です。

   ~ 抜粋 終了 ~


この後の節にでてくる共役不可能性と言う言葉も、とても面白いですよね。人と人とが議論する時の難しさを、上手くまとめています。

やっぱり生涯をとおして学習することが大切ですね。学習はすればするほど面白くなって来る気がしています。

では今日も1日の習慣を始めてます。小さな一歩・挑戦を試みています。

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