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時空 解 さんの日記

 
2022
1月 25
(火)
16:57
なかなか疑問がぬぐえなかった問題。青チャート式数学II、基本例題24の設問 (2)
本文
皆さんこんにちは、時空 解です。

ここ数日、青チャート式数学IIに取り組んでいるのですが、その中でも是非、皆さんにお伝えしたい問題がありますので、今日はそれに付いて書いてみます。

お伝えしたい問題と言うのは、下記です。
 

青チャート式数学II、基本例題24 (教科書の節末、章末問題レベル)
(1) …省略
(2) b+ca=c+ab=a+bc のとき、この式の値を求めよ。

(答が右画像参照)
 


この設問 (2) なんですが、まずは
与式 =k

と置いて問題を解いて行きます。つまり
 b+ca=c+ab=a+bc=k

ですよね。上式より
b+ca=k   → b+c=ak  …(a)
c+ab=k   → c+a=bk  …(b)
a+bc=k   → a+b=ck  …(c)

の3つの式が出て来ます。

(a) + (b) + (c) から
2(a+b+c)=(a+b+c)k   → (a+b+c)(k2)=0  …(D)

(D) より
a+b+c=0 または k=2 が言える。


さて、この (D) の式から a+b+c=0 または k=2 が出てくるのは分かりますが、その後に続く記述に疑問を抱きました。
「こんな記述、必要かなぁ…?」
とね。

まぁ a+b+c=0 の方に関しては、この結果から k=1 と計算で求めていますので納得は行くのですが…
k=2 の場合に付いての記述は、どうして必要なのかが3日間ほど分からなかったのです…。

・与式 =1 または 2

とすぐに結論できると想うのですが、何故そうしないのでしょう?

わざわざ
(a) - (b)、
(b) - (c)、
(c) - (a)
なんて計算を行って、a=b=c を求めてから
abc0 を満たす全ての実数 a, b, c について成立する。
だから k=2 だ! と言わんばかりに想えます。

うーむ… 分からない。ううっ

昨日、一昨日とこの疑問に悩まさせていたものですから、今日の朝、この疑問をブログ記事にしようと書き始めたんです。
そうしたら…記事を書いていてやっと疑問が解消できました。

なんだ、そういうことなんですね。おっ

k=2 になるのは abc0 かつ a=b=c が成り立つときに限ります!
 …と言うこと、ですよね。

だとしたら、与式は a, b, ca=b=cabc0 の時には 2 になって、それ以外 ( a+b+c=0 ) の時には 1 になる、と言うことなんだよね。

試しに
a=2
b=3
c=5
を与式に代入すると、確かに 1

こんな簡単な確認作業に辿り着くのに3日間…_| ̄|○

与式が 1 になったり 2 に成ったりするんだから、どちらになる時に a, b, c はどんな値なのか!
そこまで求めないといけないと言うことなんでしょう。

みなさんは、チャート式数学の答えの記述、理解できたでしょうか? 私は3日かかってしまいました。

今日の記事は参考になりましたかね…それとも
「こんなことに疑問を持っちゃうの?」
と言った感じですかね。( ^^;

とにかく、今日も前向きに日々を過ごしています。
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