時空 解 さんの日記
2023
5月
16
(火)
10:04
本文
皆さんこんにちは、時空 解です。
今日は理数系の話とは離れますが、ご勘弁を。m( _ _ )m
ずっと気のなっていたことがあったんです。これは私が小学五年生の時のお話です。
歳のせいか最近、よく昔のことを思い出しています。
まぁ基本的に気持ちは "後ろ向き" な方なので以前のことをクヨクヨ思い出すほうですが…それはともかく。
今日の朝、突然に思いついたことがありました。それは
父の思い出の品
についてのことです。
「そうだ、グーグルレンズで調べてみよう」
と。
父は私が小学五年生の時に、中国に旅行に出かけました。
一週間くらいのながい滞在だったと思うのですが、建設業界の組合のようなところの催しで招待されて…
それで出かけた旅行だったと記憶しています。
一週間も父が家を空けると言うのは当時の私のとってはかなりのインパクトでした。
ですから旅行から帰ってきたあの日の父の姿はよく覚えています。夜の十二時を少し過ぎた時間に帰宅してきたのも印象に残っています。母が心待ちにしていた姿も思い出します。
母と姉、そして私は夜遅かったのですが父の帰りを待っていたんです。
父が帰ってきたときにはなんだかお祭り気分 (?) とでも言いましょうかね。
なんと言っても異国の中国から帰ってきたのですから。
お土産もたくさん持ってきました。その中に写真の馬の置物もあったんです。
「これはメノウと言う鉱石でできている価値のある置物なんだって」
と、一番高い買い物だと言って私たちに見せてくれました。
「三万円もしたけど、買ってきた」
と言っていました。
父が他界したのは私が中学二年の時でしたが、その時にはまだこの馬の材質がメノウだと私は信じていたんです。
高価なものだとね。
でも、高校の上がるころにはこの馬の価値がだんだんと分かってきました。材質はプラスチックじゃないかなぁ…なんてね。
でも決定的な証拠はなかったんで、そのまま家では高価な置物としてずっと応接間に飾られていたんです。
今日の朝、突然にこの馬の置物をグーグルレンズで調べらたらどうだろうか? と思ったんです。
実際に検索してみました…。
そしたら…。
まぁ製造元とか、そんなことはわからなかったんです、50年以上も前の品物ですしね。
でも、ほとんど同じようなものがメルカリにありました。
・アンティーク 馬 置物 ガラス 昭和レトロ ¥4,300
うーむ…大きさといい材質感といいそっくりです。
正直材質はメルカリの方はガラスとありますが、それでも希望価格4300円なんですね。
父が買ってきたものはきっとプラスチック製です。とてもメノウなどと言う鉱石ではありません。
でも当時の父は信じきっていました。中国から帰ってきて一週間くらいは、この馬を磨いていましたからね。
(その後、ちょっと気が付いたかもね…)
ともかく馬を磨いている父の姿を、今でも思い出します。応接間で一人、汗をかきながらせっせと磨いていたんです。
「キズがある部分も磨けば鉱石だからきれいになるそうだ」
と、額に汗を浮かべながら私に言っていました。
もう50年以上も前のことです。
今では馬の置物がたいしたものではないことは十分にわかります。でも父の思い出はいまでも色あせない、自分に取ってはかけがえのない思いでですね。
では今日も1日の習慣を始めてます。小さな一歩・挑戦を試みています。
( ブログのコメント欄は 2022-04-16 に閉鎖いたしました )
今日は理数系の話とは離れますが、ご勘弁を。m( _ _ )m
ずっと気のなっていたことがあったんです。これは私が小学五年生の時のお話です。
歳のせいか最近、よく昔のことを思い出しています。
まぁ基本的に気持ちは "後ろ向き" な方なので以前のことをクヨクヨ思い出すほうですが…それはともかく。
今日の朝、突然に思いついたことがありました。それは
父の思い出の品
についてのことです。
「そうだ、グーグルレンズで調べてみよう」
と。
父は私が小学五年生の時に、中国に旅行に出かけました。
一週間くらいのながい滞在だったと思うのですが、建設業界の組合のようなところの催しで招待されて…
それで出かけた旅行だったと記憶しています。
一週間も父が家を空けると言うのは当時の私のとってはかなりのインパクトでした。
ですから旅行から帰ってきたあの日の父の姿はよく覚えています。夜の十二時を少し過ぎた時間に帰宅してきたのも印象に残っています。母が心待ちにしていた姿も思い出します。
母と姉、そして私は夜遅かったのですが父の帰りを待っていたんです。
父が帰ってきたときにはなんだかお祭り気分 (?) とでも言いましょうかね。
なんと言っても異国の中国から帰ってきたのですから。
お土産もたくさん持ってきました。その中に写真の馬の置物もあったんです。
「これはメノウと言う鉱石でできている価値のある置物なんだって」
と、一番高い買い物だと言って私たちに見せてくれました。
「三万円もしたけど、買ってきた」
と言っていました。
父が他界したのは私が中学二年の時でしたが、その時にはまだこの馬の材質がメノウだと私は信じていたんです。
高価なものだとね。
でも、高校の上がるころにはこの馬の価値がだんだんと分かってきました。材質はプラスチックじゃないかなぁ…なんてね。
でも決定的な証拠はなかったんで、そのまま家では高価な置物としてずっと応接間に飾られていたんです。
今日の朝、突然にこの馬の置物をグーグルレンズで調べらたらどうだろうか? と思ったんです。
実際に検索してみました…。
そしたら…。
まぁ製造元とか、そんなことはわからなかったんです、50年以上も前の品物ですしね。
でも、ほとんど同じようなものがメルカリにありました。
・アンティーク 馬 置物 ガラス 昭和レトロ ¥4,300
うーむ…大きさといい材質感といいそっくりです。
正直材質はメルカリの方はガラスとありますが、それでも希望価格4300円なんですね。
父が買ってきたものはきっとプラスチック製です。とてもメノウなどと言う鉱石ではありません。
でも当時の父は信じきっていました。中国から帰ってきて一週間くらいは、この馬を磨いていましたからね。
(その後、ちょっと気が付いたかもね…)
ともかく馬を磨いている父の姿を、今でも思い出します。応接間で一人、汗をかきながらせっせと磨いていたんです。
「キズがある部分も磨けば鉱石だからきれいになるそうだ」
と、額に汗を浮かべながら私に言っていました。
もう50年以上も前のことです。
今では馬の置物がたいしたものではないことは十分にわかります。でも父の思い出はいまでも色あせない、自分に取ってはかけがえのない思いでですね。
では今日も1日の習慣を始めてます。小さな一歩・挑戦を試みています。
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