時空 解 さんの日記
2023
11月
27
(月)
09:43
本文
皆さん こんにちは、時空 解です。
今日はいろいろと「条件付き確率」の動画を二つ、三つ YouTube で視聴していました。
それで自分はどこでつまずいていたか? …それがだんだんと分かってきた次第です。
ですので、条件付き確率の自分なりの解釈の仕方について、今回は書いてみたいと思います。
書くに当たって、ちょっと前に (11月25日) ご紹介してあった
・条件付き確率が不安なら一旦これ見てくれ
この中に出てくる問題を例に取ってみましょう。
この問題って、結局は $ 1 $ ~ $ 10 $ のカードの内から最終的に $ 6 $ が選ばれる確率は?
と、問うている問題だと思うのですが…。
まずはこの感覚が混乱の原因かもしれませんね。( ^^;
でもお付き合い下さい。きっと最後には「ああ、なるほど」と思って頂けると思いますのでね。
まずは
$ 1 $ から $ 10 $ のうち、偶数を始めに選び、次に $ 3 $ の倍数を選ぶと、$ 6 $ のカードのみとなる。
だから最終的に選ばれるカードは $ 6 $ のカード1枚。
次に、条件が反対だったとしたら…どうなるでしょうか? やっぱり
$ 1 $ から $ 10 $ のうち、$ 3 $ の倍数を始めに選び、次に偶数を選ぶと、$ 6 $ のカードのみとなる。
だから最終的に選ばれるカードは $ 6 $ のカード1枚。
ですよね?
だから、とにかくこの問題って、
10枚のカードの中からダイレクトに1枚を取り出していて、そのカードを見ながら
「最初に偶数だったら、$ 3 $ の倍数である確率は?」
と考えたり
「最初に $ 3 $ の倍数だったら、偶数である確率は?」
と考えている、そんな問題です!?
うーむ…これってコッケイです。
だって現実には、手元には1枚のカードを持っている、と言う一つの事実しかないのですから。
そのカードを見ながら、
「もし最初に偶数と分かっていた場合…」
とか
「もし最初に $ 3 $ の倍数であった場合…」
なんて、前提を妄想しているわけでしょ?
まったくバカバカしい問題な気がするんです。
手元に持っているカードを引く確率は、$ 6 $ のカードであろうが、別の数字のカードであろうが、とにかくすべて
$ \displaystyle \frac{ 1 }{ 10 } $
の確率で手に取る訳ですから…。
でもね。
これが賭博場とか、人との駆け引きが必要な場面だったとしたら…と、考えてみたんです。
そしたら、また違ってくるなぁと思えて来ました。妄想も妄想でなくなってくる。
人を混乱させるために…もしくは、人と駆け引きをするために、この条件付けが考えられます。
「人との駆け引きの場面」と言う設定…
たまたま最近、夢中になって観ているテレビドラマに "駆け引きの場面" を想像できました。
そのテレビドラマと言うのが
「今日からヒットマン」
です。笑顔
おおー、面白そうだ!
例えばね、第5話で相葉さん演じる伝説の殺し屋 "二丁" が、今回のミッションのターゲット "カンウ" にハンディをあげるシーンがありますよね。(動画、19分30秒から)
とすごみます。
おおーっ、カッコいい!
(おっと、そんなことはともかく…)
とにかく賭博場とか、一対一の銃対決での駆け引き (一生に一度も無いと思うけどね) の時とかに、ハンディをあげる場合がありますよね。
そんなときに、この条件付き確率が役に立ちます。
カンウに取って、どちらのハンディをもらったほうがいいのか?
ドラマでは、カンウは
1. 前に出させてもらう
2. 片目をふさいでもらう
この両方をもらっているのですが。
相葉さん演じる二丁が銃を撃つのではなく、$ 10 $ 枚のカードから1枚を引くのだとしましょう。
(急に緊張感が無くなりますが、そこはご勘弁を…)
さて、手元に持っているカードは何番のカードでしょうか?
1'. 前に出させてもらう (手元のカードは、偶数だと教えてもらう)
2'. 片目をふさいでもらう (手元のカードは、$ 3 $ の倍数だと教えてもらう)
さて、カンウとしてはどちらのハンディを貰ったほうが得でしょうか?
両方のハンディを貰えは、もう何番のカードかはわかります。
偶数であり $ 3 $ の倍数であるカードは
$ 6 $ しかありません。
では、
1'. 前に出させてもらう (手元のカードは、偶数だと教えてもらう)
のみだとしたらどうでしょうか?
これは解説動画にあるように
偶数のカードである確率は $ \displaystyle \frac{ 5 }{ 10 } $
この条件付きで、$ 3 $ の倍数である確率はとなると、本来の確率 $ \displaystyle \frac{ 1 }{ 10 } $ よりも確率が良くなるんですよね。ハンディをもらっているから。
このハンディの効果とはどんなものでしょうか。
$ \displaystyle \frac{ 5 }{ 10 } $ の中の1枚となるハンディなんです。
ですから、確率は $ \displaystyle \frac{ 1 }{ 10 } $ から $ \displaystyle \frac{ \frac{ 1 }{ 10 } }{ \frac{ 5 }{ 10 } } $ にアップすると言う訳です。
計算すると $ \displaystyle \frac{ 1 }{ 5 } $
では、こんどは
2'. 片目をふさいでもらう (手元のカードは、$ 3 $ の倍数だと教えてもらう)
のみだとしたらどうでしょうか?
$ 3 $ の倍数であるカードの確率は $ \displaystyle \frac{ 3 }{ 10 } $
この条件付きで、偶数である確率はとなると、本来の確率 $ \displaystyle \frac{ 1 }{ 10 } $ よりも、やっぱり確率が良くなるんです。でもちょっとハンディ量は違いますよね。
$ \displaystyle \frac{ 3 }{ 10 } $ の中の1枚となるハンディなんです。
ですから、確率は $ \displaystyle \frac{ 1 }{ 10 } $ から $ \displaystyle \frac{ \frac{ 1 }{ 10 } }{ \frac{ 3 }{ 10 } } $ にアップすると言う訳です。
計算すると $ \displaystyle \frac{ 1 }{ 3 } $
この結果より、カンウはどちらか一つハンディを選ぶとしたら、2. の「片目をふさいでもらう (手元のカードは、$ 3 $ の倍数だと教えてもらう)」方が得だと言うことになるんですよね。
おっと、まぁそんなこんなで「今日からヒットマン」を楽しみながら、数学の学習もしている今日この頃です。
うーむ…ちょっと学習効率が悪いかなぁ…。 ( ^^;
「プロの殺し屋だったら、効率を優先しろ!」
と言う殺し屋の心得 "その38" もあるとおり、数学者も効率を考えないとね。
では今日も1日の習慣を始めてます。小さな一歩・挑戦を試みています。
☆ 夜もブログ投稿を始めました。"夜にもブログ NOW" (2023年 11月20日 ~)
中身はないけどね。悪しき夜の習慣 撲滅運動です。
今日はいろいろと「条件付き確率」の動画を二つ、三つ YouTube で視聴していました。
それで自分はどこでつまずいていたか? …それがだんだんと分かってきた次第です。
ですので、条件付き確率の自分なりの解釈の仕方について、今回は書いてみたいと思います。
書くに当たって、ちょっと前に (11月25日) ご紹介してあった
・条件付き確率が不安なら一旦これ見てくれ
この中に出てくる問題を例に取ってみましょう。
問題
$ 1 $ ~ $ 10 $ が書かれた $ 10 $ 枚のカードからカードを $ 1 $ 枚取る。
そのカードが偶数であるとき、$ 3 $ の倍数である確率を求めよ。
$ 1 $ ~ $ 10 $ が書かれた $ 10 $ 枚のカードからカードを $ 1 $ 枚取る。
そのカードが偶数であるとき、$ 3 $ の倍数である確率を求めよ。
この問題って、結局は $ 1 $ ~ $ 10 $ のカードの内から最終的に $ 6 $ が選ばれる確率は?
と、問うている問題だと思うのですが…。
まずはこの感覚が混乱の原因かもしれませんね。( ^^;
でもお付き合い下さい。きっと最後には「ああ、なるほど」と思って頂けると思いますのでね。
まずは
$ 1 $ から $ 10 $ のうち、偶数を始めに選び、次に $ 3 $ の倍数を選ぶと、$ 6 $ のカードのみとなる。
だから最終的に選ばれるカードは $ 6 $ のカード1枚。
次に、条件が反対だったとしたら…どうなるでしょうか? やっぱり
$ 1 $ から $ 10 $ のうち、$ 3 $ の倍数を始めに選び、次に偶数を選ぶと、$ 6 $ のカードのみとなる。
だから最終的に選ばれるカードは $ 6 $ のカード1枚。
ですよね?
だから、とにかくこの問題って、
10枚のカードの中からダイレクトに1枚を取り出していて、そのカードを見ながら
「最初に偶数だったら、$ 3 $ の倍数である確率は?」
と考えたり
「最初に $ 3 $ の倍数だったら、偶数である確率は?」
と考えている、そんな問題です!?
うーむ…これってコッケイです。
だって現実には、手元には1枚のカードを持っている、と言う一つの事実しかないのですから。
そのカードを見ながら、
「もし最初に偶数と分かっていた場合…」
とか
「もし最初に $ 3 $ の倍数であった場合…」
なんて、前提を妄想しているわけでしょ?
まったくバカバカしい問題な気がするんです。
手元に持っているカードを引く確率は、$ 6 $ のカードであろうが、別の数字のカードであろうが、とにかくすべて
$ \displaystyle \frac{ 1 }{ 10 } $
の確率で手に取る訳ですから…。
でもね。
これが賭博場とか、人との駆け引きが必要な場面だったとしたら…と、考えてみたんです。
そしたら、また違ってくるなぁと思えて来ました。妄想も妄想でなくなってくる。
人を混乱させるために…もしくは、人と駆け引きをするために、この条件付けが考えられます。
「人との駆け引きの場面」と言う設定…
たまたま最近、夢中になって観ているテレビドラマに "駆け引きの場面" を想像できました。
そのテレビドラマと言うのが
「今日からヒットマン」
です。笑顔
おおー、面白そうだ!
例えばね、第5話で相葉さん演じる伝説の殺し屋 "二丁" が、今回のミッションのターゲット "カンウ" にハンディをあげるシーンがありますよね。(動画、19分30秒から)
二丁:「ヒットマンでもないあんたに、俺が打てるのか?」
カンウ:「 …」
二丁:「サービスだ。前に出てこい」
なんてね。
この後、二丁はさらにサングラスを外すして、片目をふさぐのですが…
カンウ:「何のつもりです…?」
二丁:「さらにハンディをやろうと思ってな…」
カンウ:「 …」
二丁:「片面だけでいい、スリルが欲しいんだよ俺は!」
カンウ:「 …」
二丁:「サービスだ。前に出てこい」
なんてね。
この後、二丁はさらにサングラスを外すして、片目をふさぐのですが…
カンウ:「何のつもりです…?」
二丁:「さらにハンディをやろうと思ってな…」
カンウ:「 …」
二丁:「片面だけでいい、スリルが欲しいんだよ俺は!」
とすごみます。
おおーっ、カッコいい!
(おっと、そんなことはともかく…)
とにかく賭博場とか、一対一の銃対決での駆け引き (一生に一度も無いと思うけどね) の時とかに、ハンディをあげる場合がありますよね。
そんなときに、この条件付き確率が役に立ちます。
カンウに取って、どちらのハンディをもらったほうがいいのか?
ドラマでは、カンウは
1. 前に出させてもらう
2. 片目をふさいでもらう
この両方をもらっているのですが。
相葉さん演じる二丁が銃を撃つのではなく、$ 10 $ 枚のカードから1枚を引くのだとしましょう。
(急に緊張感が無くなりますが、そこはご勘弁を…)
さて、手元に持っているカードは何番のカードでしょうか?
1'. 前に出させてもらう (手元のカードは、偶数だと教えてもらう)
2'. 片目をふさいでもらう (手元のカードは、$ 3 $ の倍数だと教えてもらう)
さて、カンウとしてはどちらのハンディを貰ったほうが得でしょうか?
両方のハンディを貰えは、もう何番のカードかはわかります。
偶数であり $ 3 $ の倍数であるカードは
$ 6 $ しかありません。
では、
1'. 前に出させてもらう (手元のカードは、偶数だと教えてもらう)
のみだとしたらどうでしょうか?
これは解説動画にあるように
偶数のカードである確率は $ \displaystyle \frac{ 5 }{ 10 } $
この条件付きで、$ 3 $ の倍数である確率はとなると、本来の確率 $ \displaystyle \frac{ 1 }{ 10 } $ よりも確率が良くなるんですよね。ハンディをもらっているから。
このハンディの効果とはどんなものでしょうか。
$ \displaystyle \frac{ 5 }{ 10 } $ の中の1枚となるハンディなんです。
ですから、確率は $ \displaystyle \frac{ 1 }{ 10 } $ から $ \displaystyle \frac{ \frac{ 1 }{ 10 } }{ \frac{ 5 }{ 10 } } $ にアップすると言う訳です。
計算すると $ \displaystyle \frac{ 1 }{ 5 } $
では、こんどは
2'. 片目をふさいでもらう (手元のカードは、$ 3 $ の倍数だと教えてもらう)
のみだとしたらどうでしょうか?
$ 3 $ の倍数であるカードの確率は $ \displaystyle \frac{ 3 }{ 10 } $
この条件付きで、偶数である確率はとなると、本来の確率 $ \displaystyle \frac{ 1 }{ 10 } $ よりも、やっぱり確率が良くなるんです。でもちょっとハンディ量は違いますよね。
$ \displaystyle \frac{ 3 }{ 10 } $ の中の1枚となるハンディなんです。
ですから、確率は $ \displaystyle \frac{ 1 }{ 10 } $ から $ \displaystyle \frac{ \frac{ 1 }{ 10 } }{ \frac{ 3 }{ 10 } } $ にアップすると言う訳です。
計算すると $ \displaystyle \frac{ 1 }{ 3 } $
この結果より、カンウはどちらか一つハンディを選ぶとしたら、2. の「片目をふさいでもらう (手元のカードは、$ 3 $ の倍数だと教えてもらう)」方が得だと言うことになるんですよね。
おっと、まぁそんなこんなで「今日からヒットマン」を楽しみながら、数学の学習もしている今日この頃です。
うーむ…ちょっと学習効率が悪いかなぁ…。 ( ^^;
「プロの殺し屋だったら、効率を優先しろ!」
と言う殺し屋の心得 "その38" もあるとおり、数学者も効率を考えないとね。
では今日も1日の習慣を始めてます。小さな一歩・挑戦を試みています。
☆ 夜もブログ投稿を始めました。"夜にもブログ NOW" (2023年 11月20日 ~)
中身はないけどね。悪しき夜の習慣 撲滅運動です。
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