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時空 解 さんの日記

 
2017
2月 12
(日)
23:50
好きな事を見つけるための基準
本文
皆さんこんにちは。時空 解です。

理数系の勉強を始めてもう一年半以上が過ぎましたが、自分は本当に何がしたいのか?好きな事はなんなのか?五年位前まではいつもそんな疑問を持ってしまい、何をやっても煮え切らない自分がいました。
先週風邪をひいて寝込んでいた時、そんな昔の自分を思い出していました。
今日はそんな昔の自分から「自分は本当に理数が好きなんだな」と、今では思えるようになった、その考え方を書いてみたいと思います。

この考え方、みなさんはどう思われますかね?

 
学生時代から人生設計を始める事が出来た人は幸せですが、進学・就職時にこれを始めるとチョット遅い感があります。煮え切らない状態で社会に放り出されたりします。
とりあえず自分の学力相応の大学に進学し、その大学から入社できる会社…。これが "人生を自分の足で歩んでいる" と言う気持ちがだんだんと薄れて行く一般的なパターンでしょうか?
少なくとも私はこのパターンでした。
そして就職した会社がどうも自分には合っていない…そう感じ始めてしまうと不幸の始まりです。
転職を考えたり、自分が本当は何がしたいのか?と自分探しが始まってしまい、仕事がむなしいものへと変わって行きます。

 
こんな時に出てくるのが自己啓発本と言うやつですね。
 
しかし啓発本を読めば読むほど、自分はいったい何が好きなのか?自分の人生の目標をどうしたらいいのか?その答えが遠のいて行く人もいるのではないでしょうか?
書籍に出てくる常套句に「好きだからこそ浸食を忘れて没頭出来る」と言う台詞があります。そして「好きな事を探し出す方法」と言うのが出てきて、これもよくあるのですが、自分が好きだと思う事を100個書き出してみる、などと言う方法が紹介されます。
そんな自己啓発本を実践してみて自分の好きな事を見つける人もいるでしょう。私も結構試してみました。
でも私はどうしても上手く好きな事にたどりつけなかったのですよね。
「やっぱりこれは好きな事じゃないのかなぁ…」なんて疑問がいつも沸いていました。
それはどうしてか?

 
今思えば当たり前の事だったのですけどね。
好きな事を100個書き並べて、一つに絞れました!
それをすぐに始めました!
…と、そこまではいいのですが、続けているとどうしても一つのカベにぶつかります。

 
思うように集中できない…。

寝食忘れてその事に没頭出来ない自分を感じてしまうのです。
そして好きな事のはずなのに、金銭的な制約や時間的な制約に見舞われると継続しなくなるのです。
「好きなはずなのに、どうして寝食を忘れられないのだろう?」
「どうして毎日楽しく出来ないのだろう?」
この思いが頭に浮かび、結局は選択した "好きな事" が間違っていたのだ!と言う考えに陥いるのです。

 
でもこの判断が間違っているのです。
"好きな事だったら寝食も忘れる実行できるはず" と言うのは間違いです。没頭できないから、その事は好きじゃない、と言うのも間違いだと思います。自己啓発本に書かれているのは「子供の頃に寝食忘れて熱中した事があるよね?それが好きな事を見つけるヒントですよ」と言っているだけなのです。また、好きな事だったら継続できる・熱中できる、と言っているのではありません。好きじゃない事よりは好きな事の方が…、と言う比較論を言っているのです。

私はこの事に5年前まで気が付けずにいたのです。ナハハ…

 
それに好きな事すら、見つけ出せない、決定できない時期もありました。30代の頃がそうでした。これにも原因があります。それは「世の中全ての物事の中で一番自分が好きな事」を選び出そうと思っていたからです。
選び出せるわけないですよね。好きな事を見つけ出して実践している人は、それが "一番なのか?" 何て事、気にならないでしょう。

 
欲張りだったんですよね、私…。

今考えるとバカです。これから毎日やるんだったら、一番好きな事を見つけ出さないと損だ!と言う気持ちが心のどこかにありました。
"好きこそ物の上手なれ" と言うことわざがありますが、これも "好きな事が見つかれば、自分はそれが上手くなるはずだ" と勘違いする切っ掛けの一つです。このことわざは「好きな事だったら、嫌いな事よりはずっと努力し易い」と言う事を言っているだけで、上手くなる事を保証するものではありません。

 
どうして好きな事を見つけたかったのか?

自分自身にこう問うてみると、「好きな事が見つかったら自動的に寝食も忘れて努力できるはずだから(啓発本によるとね)、そうしたら実力もメキメキと付くよね。楽して実力を手に入れられるんだな…」そんな下心で好きを求めていたのでした。

これは「自分探し」と言って転職を繰り返す若者の一部にも潜んでいる心境かも知れません。私は転職こそ繰り返しませんでしたが、そこそこ危ない状態でした。若い頃から転職に明け暮れていたら、今のように安定した生活は出来ていないでしょう。

 
楽がしたいから好きな事を探す。これではダメです。

今一度、自分はどうして好きな事を探しているのか、自己を見つめてみるべきです。

 
好きな事とは "自分の実力・現実を突きつけられても、それを受け入れて改善・努力をする覚悟が出来る事" そんな事だと思います。

好きでもない事に対しては改善・努力はする必要はありません(まぁ仕事上や家庭生活上、必要であればしかたないですけどね)。でも好きな事だったら頑張りがいがありますよね。良い習慣も身に付けて、充実した日々を目指すようになります。
頑張った先には自分の好きな事が、自分のものになるのです。
達成できなかったとしたら、それはそれだけの自分であって、決して "好き事の選択を間違えた" のではないのです。
精神力が未成熟に終わった、と自分のふがいなさを受け入れましょう。

 
おっと、…今日は変な内容になってしまったかな?
ここまで読んで頂いた読者さん、ありがとうございました。
今日はこの辺で
千里の道も一歩から…。
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