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時空 解 さんの日記

 
2017
8月 31
(木)
08:25
マスペディア 013 対数の計算尺 - 数学の歴史的出来事 -
本文
皆さん、おはようございます。時空 解です。
 
今日はマスペディアの十三番目、対数の計算尺に付いて書いてみたいと思います。
対数の計算尺、この発明が1620年代当時の発明品としていかに優れたものなのか、残念ながらこのマスペディアのトピックのみでは分からない事でしょう。

著者:Eli Maorしかし補足的に購入した書籍「不思議な数 e の物語:E・マオール著」を読んでみると、"対数の計算尺" が数学史上とても重要な物である事が分かります。対数の定義がどのようにして行われたのが、その歴史的な経緯もこの書籍に書かれていてとても興奮しました。( 書籍 p12 ~ p14 )

ブリッグズネーピアが出会って始めて対数の考え方が進んだ事を知りました。優れた人と人とが出会う事にとても感動しました。そして、そのような場面を数学の書籍の中によくぞ書き込んだものです。著者 E・マオールは優れた数学者であり、数学の歴史家だと感じさせられます。
愛読書と言う言葉がありましが、50歳を過ぎて初めてそれに出会えた気分です。

 
さて、このブリッグズとネーピアが出会ったおかげで常用対数表がブリッグズの手によって完成します。
その後、この対数表を利用して計算のための機械装置を作れないかと考える革新者が現れます。それが「マスペディア 013 対数の計算尺」にも記述されている先人、ウィリアム・オートレッド、その人です。
もちろん「不思議な数 e の物語」にもウィリアム・オートレッドの事は記述されています。書籍によると、彼は1622年にスライド式のものと、なんと円形の計算尺との2つを考案します。それにもましてオートレッドは数学の記法にも貢献をしているようです。彼が書いた著書「数学の鍵」の中で、掛け算を × と表記したようです。この掛け算表記が現代でも利用されている記法なのだそうです。

昨日は書籍「不思議な数 e の物語」の第7章まで読み終えました。実に読みごたえがあります。第7章に入るとデカルトとフェルマーの事が対比して書かれている部分がありますが、ここにもシビレました。
デカルトがデカルト座標と言う発想をしたのは知っていましたが、このデカルト座標、一見、当たり前の代物ですよね。少なくとも現代の私たちに取っては取るに足りないものです。しかし、「不思議な数 e の物語」を読むと、歴史的にはブレークポイントだった事が理解できました。ギリシャ時代の幾何学を代数学に発展させるための立役者だったのです。
これを知って、今、まさに学習している青チャート「改訂版 チャート式 基礎からの 数学I+A」の2次関数のグラフのところが輝いてみえます。我ながら単純ですけどね。こんにちは
しかし、楽しく数学の学習が進められるのは嬉しい事です。

 
書籍「不思議な数eの物語」は本当に良い書籍です。理数系を志すのならば是非一度は目を通してみて下さい。
では、1日を始めます。

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ウィキペディアより

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