時空 解 さんの日記
2018
3月
11
(日)
09:47
本文
皆さん、おはようございます。時空 解です。
今日は定積分と微分法の関係を示す1つの公式 \( \displaystyle \frac{ d }{ dx } \int_{a}^{x}f(t)dt = f(x) \) 付いて書いてみます。
この公式は白チャート「新課程 チャート式 基礎と演習 数学 II+B」の p284 の発展例題 179 を解くのにも利用するのですが、その時に「どうして下端の \( -1 \) は無視していいのかなぁ…」と、疑問が湧きました。
発展問題 179 には「定積分で表された関数の極値」と言う表題がついていて、その問題文は下記のとおりです。
関数 \( f(x) = \displaystyle \int_{-1}^{x}(t^2+2t-3)dt \) の極値を求め、\( y=f(x) \) のグラフをかけ。
この問題を解くためのポイントは、ズバリ、関数の増減表を書くための導関数 \( f'(x) \) を求める事です。ですので発展例題の解答には、のっけから次のような等式が示されます。
\( f'(x)= \displaystyle \frac{ d }{ dx } \int_{-1}^{x}(t^2+2t-3)dt = x^2+2x-3=(x-1)(x+3) \)
さて、この問題の答えはともかく、上の式に出ているインテグラルの下端が \( -1 \) が私は気になりました。
これって、 \( 1 \) とか \( 3 \) でも良いんですかねぇ?下端が違う数値でも、導関数 \( f'(x) \) は一緒になるんですかねぇ?
この想いが頭から離れなかったので、この問題を学習している時には、しばらくはモヤモヤとしていました。
でも実際に計算してやればはこのモヤモヤは直ぐに消えるものでした。
皆さんは直ぐにイメージが浮かびましたか?
\( f'(x)= \displaystyle \frac{ d }{ dx } \int_{-1}^{x}(t^2+2t-3)dt = x^2+2x-3=(x-1)(x+3) \)
さて、この問題の答えはともかく、上の式に出ているインテグラルの下端が \( -1 \) が私は気になりました。
これって、 \( 1 \) とか \( 3 \) でも良いんですかねぇ?下端が違う数値でも、導関数 \( f'(x) \) は一緒になるんですかねぇ?
この想いが頭から離れなかったので、この問題を学習している時には、しばらくはモヤモヤとしていました。
でも実際に計算してやればはこのモヤモヤは直ぐに消えるものでした。
皆さんは直ぐにイメージが浮かびましたか?
情けない事に私は直ぐにピンときませんでしたので、ここにその解決方法を記しておこうと思います。
と言うことで、実際に与式 \( f(x) = \displaystyle \int_{-1}^{x}(t^2+2t-3)dt \) の下端に、 \( 1 \) とか \( 3 \) も代入して検討してみましょう。
と言うことで、実際に与式 \( f(x) = \displaystyle \int_{-1}^{x}(t^2+2t-3)dt \) の下端に、 \( 1 \) とか \( 3 \) も代入して検討してみましょう。
まずは与式そのものを計算してみます。
\( f(x) = \displaystyle \begin{eqnarray} \int_{-1}^{x}(t^2+2t-3)dt = \left[ \frac{t^3}{3}+t^2-3t \right]_{-1}^{x} = (\frac{x^3}{3}+x^2-3x)- \left \{ \frac{(-1)^3}{3}+(-1)^2-3 \cdot (-1) \right \} \end{eqnarray} \) … {} の中は \( \displaystyle \frac{11}{3} \)
\( f(x) = \displaystyle \begin{eqnarray} \int_{-1}^{x}(t^2+2t-3)dt = \left[ \frac{t^3}{3}+t^2-3t \right]_{-1}^{x} = (\frac{x^3}{3}+x^2-3x)- \left \{ \frac{(-1)^3}{3}+(-1)^2-3 \cdot (-1) \right \} \end{eqnarray} \) … {} の中は \( \displaystyle \frac{11}{3} \)
次に下端が \( 1 \) の場合
\( f(x) = \displaystyle \begin{eqnarray} \int_{1}^{x}(t^2+2t-3)dt = \left[ \frac{t^3}{3}+t^2-3t \right]_{1}^{x} = (\frac{x^3}{3}+x^2-3x)- \left \{ \frac{(1)^3}{3}+(1)^2-3 \cdot (1) \right \} \end{eqnarray} \) … {} の中は \( \displaystyle \frac{-5}{3} \)
下端が \( 3 \) の場合
\( f(x) = \displaystyle \begin{eqnarray} \int_{3}^{x}(t^2+2t-3)dt = \left[ \frac{t^3}{3}+t^2-3t \right]_{3}^{x} = (\frac{x^3}{3}+x^2-3x)- \left \{ \frac{(3)^3}{3}+(3)^2-3 \cdot (3) \right \} \end{eqnarray} \) … {} の中は \( 9 \)
上記3つの式の積分の後 ( [] の後 ) の数式を比較すると、違っているのはそれぞれ \( \{ \} \) の中身だけですよね。つまり
\( \displaystyle (\frac{x^3}{3}+x^2-3x)-C \) ( \( C \) は定数 )
と言う事ですよね。これを微分すると同じ数式 \( x^2+2x-3 \) が出て来ます。
\( \displaystyle (\frac{x^3}{3}+x^2-3x)-C \) ( \( C \) は定数 )
と言う事ですよね。これを微分すると同じ数式 \( x^2+2x-3 \) が出て来ます。
考えてみれば定数 \( C \) が変化しても、 従って下端の定数が変化しても、グラフは \( y \) 軸に沿って積分定数分上下に平行移動するだけですからね。
グラフの接線となる微分 ( 導関数 ) は同じですよね。
やれやれ、今日のブログは数式を Web 上で表記する練習に近い物になってしまいましたね。中身が少なくてすみません。
グラフの接線となる微分 ( 導関数 ) は同じですよね。
やれやれ、今日のブログは数式を Web 上で表記する練習に近い物になってしまいましたね。中身が少なくてすみません。
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