皆さん、おはようございます。時空 解です。

昨日は大己貴命 ( おおなむちのみこと ) 、一般には だいこくさま と呼ばれている神様 が祀られている小國神社に行ってきました。
緑に囲まれたいい場所にありますねぇ。立派な観光地です。神奈川に住んでいた頃によく足を運んだ鶴岡八幡宮よりも自然に囲まれていてよかったですね。小國神社は人や車でごった返す街中にはありませんし、私に取っては鶴岡八幡宮よりも新鮮ですからね。当然と言えば当然の感想です。

ところで、知りませんでした。
小國神社が因幡の白兎にゆかりのある場所だったとは。
ウサギがガマの穂で赤剥けだった体を治したあのお話です。子供の頃、母が私に語ってくれたお話です。

さて、ここで問題です。

島に住むウサギの数と、海に住むサメの数、どっちが多いと思いますか？

この答えが分る方は、けっこう昔話の好きな方ではないでしょうか。

正解は 因幡の白兎 のお話の冒頭の部分を知っている方ならお判りでしょう。ヒントはウィキペディアの因幡の白兎のページに書かれている下記の文章にあります。

今日では、「稻羽之素菟（いなばのしろうさぎ）が淤岐島（おきのしま）から稻羽（いなば）に渡ろうとして、和邇（ワニ）を並べてその背を渡ったが、和邇に毛皮を剥ぎ取られて泣いていたところを大穴牟遲神（大国主神）に助けられる」という部分だけが広く知られている。

この文章の中に "ワニを並べてその背を渡った" とありますが、さて、稻羽之素菟（いなばのしろうさぎ）はどうやってワニを並べる事が出来たのでしょうかね？　
それは稻羽之素菟（いなばのしろうさぎ）がワニにこう言ったのです。

「ワニさんワニさん、僕たちウサギと君たちワニの、どちらが数が多いと思う？分からないなら、私が数えて差し上げましょう。さぁ、あの稻羽（いなば）の岸まで並ぶほどの数なのか？並んだところを、僕が１つ、２つと、背中を数えて渡りましょう」( 注意：この台詞は日本神話（古事記）等に出ているものを正しく現代語に訳したものではありません。意味は正しいと思いますが、表現は私の都合で変えています )

これを言われたワニたちは、俺たちの方が多いに決まっていると意気込んで岸まで並んだのです。
まんまと渡りおおせた稻羽之素菟（いなばのしろうさぎ）は、最後の一匹のワニにこう言ってしまいました。

「やーい、僕はただ因幡の岸に来たかっただけだよ。まんまと騙されたぁ～」

これを聞いたワニは怒りました。それで稻羽之素菟（いなばのしろうさぎ）は和邇(ワニ)に毛皮を剥ぎ取られてしまうのです。
この因幡の白兎の話を子供のころ、母から聞いた事がありました。こんな詳細は忘れてましたけどね。当のご本人、私の母ももう因幡の白兎には興味がなさそうで、小國神社がそのゆかりの地だと言う事は口にはしていません。

そんな母の後姿をこっそり撮ってみたのですが、ずいぶんと歳を取ったものです。
左の写真の３人の内の一番左に写っているのが私の母です。シッカリとした足取りのように見えますが、杖がないと長い距離を歩く事が難しいようです。でも、お土産はたんまりと買い込んで「重いぃ～」と笑っていましたけどね。
叔母と隣のおばさんも楽しんでくれたようです。

小國神社からの帰り道、買い物に寄って家に帰ってきて、テレビを点けると、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が握手している姿を見ました。良かった良かった。ウサギがワニをだましたようなことを、お互いにしないでね、トランプさん、金正恩さん。

では今日も休日を始めます。休日の充実こそ、人生の充実です。

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