みなさん、こんにちは。
今日、書籍「タレスの遺産」が届きましたので、早速読み始めています。

著者のまえがきに”歴史、哲学、数学の３っの主題をほぼ対等に取り扱うように心掛けた”と書いてあます。
主題としての歴史は、”数学史の学術書ではなく、良質な数学を、歴史の流れに沿って紹介してゆくことを目標にしてたいる”との事です。注意しなくてはいけないのは”いくつかの面白い逸話については、歴史として十分に証拠立てられていないとは思いながらも、誘惑に負けて述べてしまった”と明示されている点です。
主題としての哲学に付いては、”著者の先鋭的な見解は控えることとした”と述べられています。特に哲学的な考え方に付いての記述は、一般的に流通している内容だと受け止めてよさそうです。
主題としての数学の説明に付いての注意点は、筆者が次のように述べている点です。”もともとの出典に忠実に従うとすると、厳格な学者たちは納得するとしても、ほとんどの学生たちは退屈で泣けてきてしまうからである”と考えている点です。この意味は、例えば角の三等分が定規とコンパスだけで描く事がは不可能である証明を、当時の説明そのままを記述するのではなく、現代風なシンプルな証明方法の方を記述すると言う事を言っています。
訳者のまえがきを読んでみると、この書籍はカナダの大学における長年の講義ノートが下になっている事が分かります。各章は原則的に五十分ほどの講義と演習問題によって構成されているようです。章一つが大学の講義一回分と言う形なのでしょう。

さて、書籍「タレスの遺産」を手にして、どうしても紙と鉛筆で計算式を書き始める必要があると実感し、急いで電気量販店に出かけた次第です。もちろん目的はブギーボードの試用。私の住んでいる場所から車で十五分程のところにある電気量販店に行ったところ、有りました！ブギーボード。
BB-2 と BB-4 が試用できる形で展示されていました。BB-6 と言う保存ができる製品は置いてなかったのがざんねんですが、早速、BB-2 と BB-4 の両方を使ってみました。実際に使ってみると、鉛筆よりも軽くかけます。しかし文字は小さく書く事が出来ませんね。鉛筆よりも太い文字で画面に文字が表示されます。BB-6 は BB-2,BB-4 よりも高精度の筆記を実現、と取扱店の説明には書かれていますので期待しています。でも、文字の表示が少し薄いとも言われています。やはり実物をみてみたかったです。
ソニーからデジタルペーパー DPT-S1 と言う製品もありますが、しかし値段は109,300円。とても手が出せません。それに新商品ですので、もっと洗練されるのを待つ方が得策かと思います。
またシャープからWG-N20-B と言う製品が電気量販店にブギーボードと並んで試用展示されていましたので、これも検討してみました。悪くはないと思いますが、ブギーボードに比べると書き味が少し悪い気がしましたし、大きさが何と言っても手帳サイズです。自宅で数学の数式がバンバン書く道具としては適していません。別の用途で使いたい気分にはなりましたが…。

ブギーボード。購入する事に決めました。

将来的にはソニーのデジタルペーパー DPT-S1 も欲しいところですが、それは数学や物理の実力が向上して後のタイミングの方が良い気がします。

今日は、手書きの電子機器のちょっとしたご紹介でした。
ではこの辺で。