皆さん、おはようございます。時空 解です。
 

小学生の頃に、無心でクイズの問題を解いていたと思い込んでいた私ですが、そうでもなかった事を自覚し始めています。良い部分だけを思い出していたかったと言うべきでしょう。…もしかしたら自分自身の言い訳に気が付いたと言うべきかも知れませんが…。皆さんもそんな経験はありませんか？
自分の欠点が分かっていながらも目をそらしている、と言う状態です。
 

つい２日前 ( 秋の夜長に読む書籍を決めました ) 無心で頭の体操をやっていた自分に憧れると書きましたが、憧れると言うのは行き過ぎです。当時の自分も今の自分と大差がないなぁと、思うばかりです。
と言うのも「頭の体操・多湖 輝」の第１集を読んでいた頃の記憶をよくよくたどってみると、如何せん、この第１集の最後の方に出てくる "レーシングカーの入れ替え問題" に突き当たります。この問題は「こんな問題は閃きがないじゃないか、ただ疲れるだけだ」と思って、自分自身で解こうと思ったことがないのです。現物が手元にありませんので、何問目だったのかは正確にお伝えできませんが、多分最後の第６０問目だったと思います。とにかく自分のお気に入りの閃き問題ではない問題は、解こうともしなかったのです。
もう一つ例を挙げるならば、第４８問目当たりに登場する "十字架の形をしたネックレスに埋め込まれたダイヤモンドの数" の問題。これもちょっと複雑だったので、当初は飛ばしていたことを思い出します。ちゃんと問題をよんで解いたのが中学に上がった時だったと思います。
とにかく無心で「頭の体操第１集」の問題を全部解いていた訳ではないのです。分からない問題は飛ばして、それで平気でいたのです。
 

さて、数学検定を受けるからには合格点を取らなくてはなりませんよね。でも分からない数学の問題を飛ばしてばかりいたら、合格はできませんよね。飛ばしてばかりいたら勉強をしない状態と同じですしね。
「頭の体操第１集」を解いていた小学生の頃に、この本から出題されるテストなんてもちろんありませんでしたからね。気楽だったわけです。
 

そんなこんで…。
 

改めて、その頃の気楽さに憧れます。まぁ青チャート「改訂版 チャート式 基礎からの 数学I+A」を学習するのに "分からなかったら飛ばして次に進む" ばかりを繰り返していたら、進歩はありません。そこまで気楽に成ってはいられませんが、今の自分は欲張りすぎていると言えます。
「複雑だなぁ…」
と感じる数学の問題は、その答えを理解したとしても直ぐに次の問題に取り組むと、頭の中が混乱してしまう気がしてしまうのです。でも「頭の体操第１集」を無心でやっていた頃と言うのは、こんな事は考えもしませんでした。

頭が混乱するとか…
考え方を忘れてしまうだとか…

そんな心配は全くしなかったのです。この点に置いて自分は無心だったわけです。この無心さを、今の自分に取り戻せると良いのですけどね。…でもどうしても欲張って「一度学習したことは忘れたくない、混乱したくない」と思ってしまうのです。何とかならないかなぁ…。

今一度「 頭の体操〈第1集〉パズル・クイズで脳ミソを鍛えよう (光文社知恵の森文庫) 」をやってみるのも一考かも知れませんね。
 

では今日も休日を始めます。休日の充実こそ、人生の充実です。