時空 解 さんの日記
みなさん、こんにちは。
今日は読書会に参加して参りました。参加者は私を入れて四人でしたが、それでも満喫してまいりました。とても楽しかったですね。
今回の課題本は先日も、ここに感想をアップしている「ボッコちゃん」です。
中学の時に、どれほどこの「ボッコちゃん」を読んで空想を膨らませた事か。
私は星新一さんに嵌ったのです。
(下記写真は ブログ「ひかりのまちで」の 2010年07月04日 記事より借用いたしました)
星新一さんの作品は実に1001作。
そんな中で一番私が印象に残っている作品は、実はボッコちゃんではなく「鏡の中の犬」と言う作品です。この作品は私が小学校高学年頃の国語の教科書に載っていた作品です。
(星新一さんのオフィシャルホームページには掲載されていませんが、私の記憶が確かなら事実です)
国語の授業中にその作品を皆で読み終えた直後に、当時の私の担任の先生がこんな質問をしました。
「みんなだったら、こんな犬欲しいと思うかい?」
この質問に応えた私は、自分の意見を今でもキッチリ覚えています。そしてみんなの反応や、みんなの意見も同時に覚えております。担任だった先生は私の意見を褒めてくれました。何せ周りの友人達とは違う意見だったからです。友人は皆、「こんな犬だったらいらない」と言いましたが、私は「物を無駄に欲しがったりせずに、犬を困っている人のために使う。自分は欲張ったりしなければ犬も怒ったりはしないよ」と言ったのです。
「鏡の中の犬」と言う作品のストーリーを思い出すままに書いてみますと、こんな感じです。
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小学生が主人公のこの作品、ある日主人公の友だちが学校で色鉛筆か何かをなくすところから話しが始まると記憶しています。
「色鉛筆拾ったら教えてくれよ」
友だちにそう言われた主人公は、鏡を見ながら友だちの事を考えいると、鏡の中からぽーんと、一匹の犬が飛び出してきます。
その犬に、友だちの色鉛筆の事を話すと、何と!その犬が色鉛筆をどこかから探し出して、口にくわえて主人公の所に持って来たのです。色鉛筆が戻ってきた友人は大喜び。味をしめた主人公は、友人達がなくしたものを、その犬を使って探し出して、自分の物にする事を考え始めます。ドンドンと欲しい物がエスカレートして行く主人公。そんな主人公の態度に呆れたのか、鏡の中から出てきた犬はある日突然、主人公の「今度はアレを探して来い」と言う願いを無視してプイッと、鏡の中に戻って行ってしまいます。
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確かこんな話だったと思います。あいまいな記憶で申し訳ありません。実際に読んで見たい方は星新一さんの書籍「気まぐれロボット」の中に載っていますので確認してみて下さいね。
ともかく、この「鏡の中の犬」を国語の授業中にみんなで読んで、楽しく授業を受けた事を思い出します。
自分ひとりで読む本もいいものですが、みんなで意見を出し合って共有するのはもっと楽しいものです。
今日の読書会も楽しかった。小学生時代の「鏡の中の犬」の授業の事も、読書会のみんなにお喋りする事ができました。とても楽しめました。
読書会…今、高校の数学の勉強をしている私ですが読書会に参加してみて、「数学勉強会」と言う会もどこかでやっていないかなぁ、やっていたら参加してみたいなぁ、とつくづく思ったものです。愛知県のどこかで行なっていないものでしょうかね、数学勉強会。
数学カフェという集まりが東京の方にはあるのですが遠いです。それに今ではもう活動を休止しているようですしね。運営も難しいのでしょう。
数学勉強会、自分で始めちゃおうかなぁ。そんな事を思う今日でした。
ではこの辺で。
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