50代から理数を学ぶ - 知らなかったピエール＝ジル・ドゥジェンヌ氏と言うノーベル物理学賞受賞の物理学者

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時空解さんの日記

[2019-10]

2019

10月 23

(水)

09:13

知らなかったピエール＝ジル・ドゥジェンヌ氏と言うノーベル物理学賞受賞の物理学者

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カテゴリー物理

本文

皆さん、おはようございます。時空解です。

今日も一般社団法人日本物理学会のサイトより、注目論文に目を通してみました。
JPSJ 2008年3月号の注目論文
・「ソフトマター共連結構造の粘弾性理論の定式化」

この論文でまた１つ自分の無知が明確になったのは、ソフトマターと言う言葉すら知らなかったことです。いやはやお恥ずかしい。
でも、このソフトマターと言う言葉はそれなりに新しい言葉ではありますけどね。有名になったのは 1991年にノーベル物理学賞を受賞されたピエール＝ジル・ド・ジェンヌ氏が、「ソフトマター」というタイトルの受賞講演を行ったのが切っ掛けのようです。
それ以前は「コロイド」とか「高分子」とか「液晶」と言った具体的な対象物を指して表現していたようです。

現在では物性物理学の中でソフトマター物理学と呼ばれる一角を形成するほどに成っているようです。是非覚えておきましょう、ソフトマター。でも言葉自体の定義は難しそうですね。なにしろ、高分子、液晶、コロイド（エマルション例：乳液、乳剤、ゾルなど）、生体膜、生体分子（蛋白質、DNAなど）などの柔らかい物質の総称だそうですから…。

さて、今回の注目論文のポイントは「メゾ構造形成の自由エネルギーと局所濃度の発展方程式に基づき、共連結構造の非線形粘弾性理論を定式化した」と言う点でしょう。この非線形粘弾性理論と言うものが定式化されたことで「共連結構造のダイナミクスの本質を捉えることに成功した」と評価されています。

1991年にピエール＝ジル・ド・ジェンヌ氏が受賞した「「単純な系の秩序現象を研究するために開発された手法が、より複雑な物質、特に液晶や高分子の研究にも一般化され得ることの発見」が、この「共連結構造のダイナミクスの本質を捉えることに成功した」に繋がっているのでしょうけどね。この繋がりの本質が分ると、とても面白いのでしょうけどね。自分にはそんな知識はありません。
残念です。

この繋がりに近づくための参考として、下記の２つを見つけるのが精いっぱいでした。

・【1分ノーベル物理学賞解説091】1991年、ソフトマター物理学【VRアカデミア】

・表面張力の物理学―しずく、あわ、みずたま、さざなみの世界 (物理学叢書 104)

上記の書籍は短い実験ムービーが収められた CD が付いているようです。そのムービーは YouTube には流出していないようですね。みたいけどねぇ。

では今日も１日の習慣を始めます。小さな一歩・挑戦を試みます。
では今日も休日を始めます。休日の充実こそ、人生の充実です。

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