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時空 解 さんの日記

 
2016
2月 14
(日)
07:47
「君は、やれば出来る!」と言う悪魔のささやき。
本文
みなさん、こんにちは。
学校のテストで悪い点数を取って来た時に、よく親から言われた言葉があります。
「おまえは勉強すれば出来るのに、どうしてやらないの?」
この言葉の意味を、こどもはどう取るでしょうか。多くの子供は「どうしてやらないの?」と言うところには注目が行きません。ともすると「僕は勉強すれば出来る子なんだ」と想ったりしがちです。
もちろん成績優秀な子供は「僕は勉強すれば出来る子なんだ」と思い込んでいたりはしません。何故ならば実際にテスト勉強を家で実行してからテストに臨んでいるからです。その結果をテストの点数として評価された経験を持っているからです。勉強の仕方によって点数が変わったり教科によって点数に違いが出る事を実感するからです。そして「どうして勉強をやっても違いが出るのだろう?」と言う問いに、自ら分析が出来るようになります。これが大切な現実なのです。
しかし勉強をしない子供たちはいつまでも自分の事を「勉強しさえすれば、自分も出来る子なんだ」と想い続けてしまいます。こうなると勉強を実際にする子とはドンドンと差が付いてゆきます。
勉強をする事が出来る、その事実こそが成績を良くする事なのです。勉強の仕方に頭を使う事で効率を上げたり自分独自の知識を増やすわけです。この事を理解させる事こそが、教育としての本当の意味の一つだと思います。
 
自分自身の事を振り返ってみると、「自分はやれば出来る」と言う言葉に甘えて学習する事をバカにさえしていました。まことにもったいない学生時代を過ごしてしまいました。大学受験、いわゆる受験勉強時期が人生にとって一番効率のよい学習期間ではないでしょうか。もしも高校生の時にすでに将来の夢が明確になっていれば、その夢に必要な大学を選択し、受験に臨めば良い訳です。一年間や二年間の浪人生活は決して時間の無駄遣いではありません。「高校時代に自分の将来の夢が明確になるか?」と言う大きな問題は、もちろんあると思いますが、教育者がどのように子供に対処させるか…それも「実際に勉強をする事を実施出来る」と言う経験をさせる事が一番の対処法だと思います。自ら学習をする事が出来る子供は自然と、各大学の特徴や、その卒業生などを知る方法を調べて学べます。その知識があるなしでは「あの芸能人はどこそこの大学を卒業している」と言う情報の受け取り方、解釈の仕方が随分と違てくるはずです。勉強できる子とできない子では人の見たか自体が違ってくるのです。
「おまえは勉強すれば出来るのに、どうしてやらないの?」
と言う言葉をどう解釈するか、それは大きな問題です。「自分は勉強しさえすれば出来るようになるんだ」と言う意味に勘違いをしないよう、学生さん達には伝えたいところです。また教育者のみなさんにも言いたい。下手に「お前は勉強すれば出来るようになる」と言う言葉を使わないようにして頂きたいものです。日常生活を普通に送っている子供なら、勉強すれば出来るようになるのは当たり前です。勉強を実施する事自体が難しい事なのです。「この子はどうして勉強を実施しないのか?出来ないのか?」…それに付いて心を砕いてください。
では今日はこの辺で。

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