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時空 解 さんの日記

 
2017
7月 9
(日)
09:56
人に感謝されたのですが、複雑な気持ちです。
本文
みなさん、おはようございます。時空 解です。

昨日は会社がお休みでしたが、1つ用事がありました。自分が今勤めている会社に以前勤めていた方から連絡があったのです。よく職場では一緒に仕事をした方です。会社が終わるといつも、その方と一緒にタイムカードを押して、私の車に乗せて最寄り駅まで送っていたのです。そんな関係の方でした。

その方は私よりも20歳以上、年齢が上の高齢者です。会社を今年の6月に退職されたのですが、その理由は体調不調で、今年の3月~6月の間入院されていたからです。
その方からショートメールが届きました。「一度会いたい」とありました。会社から支給されていた作業服を会社に返しに行くから、その帰りに一目会いたい、と言うのです。( 男性の方ですよ )
 
ちょっと私は考えてしまいました。
退院されてそろそろ1ヶ月が経ちますが、まだまだ身体は本調子ではないはずです。やっぱりその方の家まで車で行って、会社まで送り迎えしてやらないと体調に差し障る事は目に見えています。ショートメールなので、長い文章は書けないでしょうが、でも同伴者がいらっしゃるのなら「娘に会社に連れてって貰うから」とか、書き込めるはずです。しかし実際のショートメールには「会社に作業服を持って行く帰りに会いたい」とあっただけなのです。

一人で電車に乗って会社に向かう状況なのだと、私は思い込んでしまいました。
「本当に会いたいだけなのかなぁ…」と、私は考え始めてしまったのです。
手間のかかる人だなぁと、少し嫌気がさしたのも正直な気持ちでした。

 
その方と私がどうして仲良しになったのかと言うと、ちょっと複雑な想いがあります。

その方は私の事を親切な人だ、と思ってくれているようなのですがそんな事はないのです。私がその方に、入社以来いろいろと丁寧に接していた理由は、自分よりも20才以上年上の方と上手くコミュニケーションを取るための練習、だったのです。

 
今の会社に入社したのが、もう5年も前のことになります。その頃は心理カウンセラーとして独立・開業を目指していました。なので、腰掛的に勤め始めた今の会社は、高齢者の方とコミュニケーションを取るための練習場、と言う感覚がありました。高齢者の方たちに対して傾聴が出来か否か。それを確認・練習しよう、と考えて勤め始めたのです。
そんな理由でその方に「帰り、最寄り駅まで送りましょうか」とか、仕事中にでも機会があれば傾聴をしていたのです。

今となっては、私もその方と長い付き合いをしてもいいなぁ…と言う想いがあります。本来なら、そんな事を考える私ではないのですが…。20以上も年上の方です。体調不調で退職された時点で、もう縁が無くなるのが普通です。しかしそんな私が、気が付くと3回もその方のお見舞いに足を運んでいました。

 
そんなこんなで、昨日は久しぶりに会ったあの方から「いろいろとお世話になった。これを貰って欲しい」と感謝され、複雑な想いでした。それに同伴者として、ちゃんと娘さんも同席してくれていて、笑顔で「父がいろいろとお世話になりました」と頭を下げてくれたのです。まだ20代後半の綺麗な娘さんです。
20才以上年上のその方は晩婚で、お孫さんのような年齢の娘さんと、そして息子さんも一人いらっしゃるのだそうです。ちゃんとした家庭を持っていらっしゃる方でした。
娘さんの素直な笑顔を見て、自分がみじめでした。とても複雑な想いでした。
昨日、ブログが書けなかったのは、その方にお会いする前だった事もあります。
とにかく複雑な気持ちだった一昨日、昨日でした。

 
では、今日も1日を始めます。

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